書物蔵

古本オモシロガリズム

古本大学を探して

大阪の古本屋史をしらべるレファ本になりうるのは次の本。

  • 大阪個人古書目録年表 : 大阪古書籍商業協同組合創立六十周年記念 : 自明治二十三年至昭和五十年. 附大阪古書組合略年表 / 大阪府古書籍商業協同組合青年部 翔の会編. -- 大阪府古書籍商業協同組合, 1983
    ※これは大変よくできたもの。先行する『日本古書目録年表』より、戦前も網羅する、各時代の大阪業界まとめがある、大阪古書会館に保存されたる月報や各種資料を用いている、巻末に戦前古本屋地図(昭和14年版古本屋分布図集成の部分転載)がある、という点ですぐれている。友人は数百円で拾ったものを某氏に差し上げていたが、あまり見当たらないもの。国会にもないが、その布川文庫にはあるという代物。タイトル中の「個人古書目録」というのは「連合目録」の対概念であるらしい。要するに1店舗単独で出した古書目録。関連文献:宮石弘司「「大阪個人古書目録年表」編纂にあたって」『書索展望』(1984.2)

といふことで、上記をざっと通覧したが、残念、古本大学についての情報はなかった。あとはこの目録にも出てくるけれど大阪古書籍商組合の月報を見るしかないねぇ(゜〜゜ ) ただ公的機関での所蔵はないみたい。。。(´・ω・`)