書物蔵

古本オモシロガリズム

業者か道楽者

このまへ田村の百均で森さんが拾ってたおあまりで拾った――だって彼は2,3号の2冊を拾ってた――もんに、古書展の初日について、オモシロな記事があった。
いまとは異なり、バブルの最後期でもあり、ネットも、インターネット普及前であるので経済状況、メディア状況はまるで違うのであるが、それもオモシロかろとて引くなり。

山田〔俊幸〕 今年は何回か初日にでかける機会に恵まれました。古書会館の初日で驚くのは、木内書店さんの圧倒的な人気です。とにかく木内書店さんが古書展に出るときは、初日の朝、古書会館の前には、そうですね、隣の郵便局の端あたりまで、ずらっとおじさんたちの列ができてしまう。
気谷〔誠〕 出勤の人たちがみな、変な目でみますよ。で、開館と同時に大挙して会場になだれ込み、木内書店さんの棚にあるものを抱え込んでしまう。〜

  • 山田俊幸、気谷 誠、ノア店主「古本回顧 一九九〇年」『風信』(3)66-79(1991)(p.75)

座談のまへの方では、まともな勤め人が自由になる時間は土曜午後だけだから、金曜の朝に会館に行ける人間は「業者か道楽者」だけだといふてをる(σ^〜^)
いやサ、趣味人と呼んでくれぃo(^-^)o
ん?(・ω・。)