永嶺氏は「出版異聞」を、「著者の着眼点が非常にユニークであり、市井に生きた在野左翼知識人たちの柔軟でしなやかな行き方が強く印象に残る好著である」と評し、
永嶺は2点、つまり主題と語り口を誉めている。主題、つまり、有名でない無名左翼人への注目と、そういった「テーマは、そのまま扱っても読んで面白いものにはなりにくい」ので、「謎解きのような」語り口にして「面白さを感じ」ることになっているという。『印度資源論』の奥付翻訳者を疑う、という切り口が上記の2点を導いたともいう。
ほかにもいろいろ反響が
- 中川隆介=評「『「大東亜戦争」期出版異聞』『印度資源論』の謎を追って小谷汪之 著」『出版ニュース』 p.30-31(2013年10月上旬号)
- 『東京新聞』2013年09月10日(火)):Chunichi Bookweb(TOKYO Web) 『「大東亜戦争」期 出版異聞』 小谷汪之さん(東京都立大名誉教授
- 近現代日本政治関係人物文献目録
http://rnavi.ndl.go.jp/books/2013/09/024677136.php
中川右介 ?@NakagawaYusuke
岩波書店から出た、『「大東亜戦争」期 出版異聞― 『印度資源論』の謎を追って ―』小谷 汪之著は、全体の三割くらいが、私の祖父・藤岡淳吉の評伝のようなものだった。ちょっと、びっくり。私が書いたいたものも引用されていた。
https://twitter.com/NakagawaYusuke/status/367175304231391232