書物蔵

古本オモシロガリズム

小谷野本読了

読了。

タイトルはちと中味とズレてる。
小谷野先生の私的学問史と、文系の学問でヒントになることいくつか
という感じかしら(゜〜゜ )
「蔵書自慢より図書館を使え」とか、サイニーの使い方とか、一通りのことは書いてあるが、そこにちりばめられた小谷野節がファン向きかもしらん。わちき的には、ジャーナリストや学者、院生などが誰もが感じてをるはずなのに、誰も書かない問題、「複写コピーと著作権について一言」(p92-)などは社会的意義があると思ったし、また、ここでは文学研究に限定されとるけど、「各作家の「著作年譜」をつくるとよし」(p.73-)などというのも、あまり他の研究ハウツー本で見かけない良い点と思ふた。