書物蔵

古本オモシロガリズム

「社史」のホンタウの使ひ方

単純な(あるいは順接的な)使いかたハ、

ABC社について知りたひ! →ABC社でOPACを(件名、著者名、出版社名から)引く

ちゅー、誰もが想定するような使い方。
ところが実は、さやうな使ひ方〈だけ〉でおはるものではないのだ社史は。

一般に、個別史のかはりにつかう(σ^〜^)σ

ってナニ言ってんだかワカランってか(・∀・)
たとへばサ
日本におけるブレーキ装置の歴史を調べたいとする。
そうすると、件名:ブレーキ装置-日本-歴史 といった件名がつく本があればいいわけだけど、残念ながら実際にこの件名がついとる単行本はない。せいぜい、タイトルからそれっぽい

  • 大畑勲 著. 空気ブレーキと共に生きて :. 大畑勲, [1982] 203p ;

こんなものが見つかるぐらいぢゃ。
ぢゃあ、日本ブレーキ史といった本はまったくないのかといへばさにあらず。
社史を見るのぢゃよ。
けど、初めて知るヂャンルの会社の固有名なんてわからんよねー(σ・∀・)σ
ぢゃ、どーやって調べりゃーいいの?
神奈川県立OPACでは、資料区分に特別な「社史」が選択できるとぞ。
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/kawasaki/materials/sharaku3.pdf
資料形態と資料区分が近似の概念でいかなるファセット上のいかなる違いがあるのかヨクワカランちゅー細かいつっこみは置いといて、とりあへず、社史だけで検索集合を作れるのはグー。
で、上記のわちきの流れでいへば、実は、

社史だけで検索集合をつくれることだけでは社史活用には不十分

で。
その会社の主たる営業ジャンルとの掛け合わせ検索ができねばなんね。
ブレーキ装置のNDCは531.38。
これと社史の集合を掛け合わせる。

かきかけ
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