書物蔵

古本オモシロガリズム

柏市へ

ぐろりや展なりとて神保町へ

  • 文学書及限定本相場帖 書痴往来社 和装 昭30

を拾う。題字は斎藤昌三なり。
不図思ひたちてMさんを呼び出しそのままそごう柏店なる古本市へ
思ったより会場が広いのでいろいろ見られたでし

赤ドリさんとこでこんなん拾った(。・_・。)ノ

  • ブルーフィルム物語 : 秘められた映画75年史.三木幹夫 著 世文社 1981 (セブン叢書)

「ぶるうふいるむ物語 : 秘められた映画史70年」(立風書店 1975)の増補版。
ふしぎなことに国会さんにない。著者のあとがきにもあるが、1975年版が出た際には書評でさかんにとりあげられ好評を博し、とくに谷沢永一が誉めてくれたのがありがたかったという。たしかに未知の主題で目録・年表・文献表といったものを付けたのがよかったのだろう。

戦前はエロ映画とかエロフィルム」「ワイ映画」「怪映画」などと称されていた。その筋では「わいせつ映画」とかわいせるフィルム」といっているようだ。業者の間では、簡単明白に「帯(おび)」と呼ぶ場合もあるとか。
「ブルーフィルム」という表現は、日本では、少なくとも昭和30年代ごろまでは用いられていなかったことだけは確かである。(p.10)

戦前日本のことをきちんと調べているところが特に価値があるとわちきは思ふ。
近年、つぎの本が復刻され、さらに研究は進んでいるのだらう。
「Du cinéma voluptueux et scie ntifique」 (風俗資料刊行會 昭和7年刊) → 最尖端民衆娯楽映画文献資料集 / 牧野守監修 ; 15
まあ橘シネマの守などハ、いろいろ知っていたでせうが(σ^〜^)