書物蔵

古本オモシロガリズム

マス・コミニケイシヨンの魔術から子どもを解放しよう !!!

森先生がいふには、じつは1950年代にも新聞教育がさけばれたことがあったとぞ。
オモシロなのは、

マス・コミニケイシヨンの魔術から子どもを解放しよう

といった、現在のNIEとはサカサの文脈であること(新聞学習のプラン / 井口一郎等著. -- 教育弘報社, 1952)だとか。
たしかに今の新聞教育は、ネットの魔の手から子どもを守ろうといった文脈で、新聞を読めということになっているからねぇ。
昨今でた新聞教育史の文献は、ちょっと一面的なのではないかい。
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20110208/p1
新聞というのは、道徳的価値はむしろ低いもので、それから子どもを守るには、という文脈で新聞学習は始まり、さらに戦後もそうだったといえるのでは。
と、森さんいわく、

そうそう、帝都日日などスゴいものだったらしいからネ

とぞ。