書物蔵

古本オモシロガリズム

倉田卓次が読んだ読書法

Article. (11)(44)の記事によれば、次のものが具体的に方法を記述していて印象に残ったといふ。

  • 遠藤隆吉 著. 読書法. 3版. 巣園学舎出版部, 大正6. 188, 4p ;

倉田卓次ヤプー

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

結局、家畜人ヤプーを書いた沼正三は、
倉田, 卓次, 1922-2011 || クラタ, タクジ
ではなく、
天野, 哲夫, 1926-2008 || アマノ, テツオ
だったといふことでよろしいかしら?

※小山鉄郎「“沼正三”会見記」『文學界』45巻13号1991.12
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

ってか、すでに国立図書館によって、さうであると認定されてしまってゐたのぢゃった…(・o・;)
http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00056993
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

倉田卓次は半年だけ、国会図書舘に勤めてゐたんだよなぁ…
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

「裁判官になる前に半年ほど図書館に勤めたことがある。
学徒出陣して外地から復学した関係で,大学卒業は昭和二三年九月になった。(略)「立法考査局」とて議員立法へのレファランス・サーヴィスをする部門があるから法科出がいるのだ,という説明だった。(略)」
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

「面接試験の際の金森徳次郎(注,新憲法の生みの親として当時知らぬ者がなかった)館長の風貌にも惹かれるものがあって,採用を希望し,主事補になった。(略)」
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

「初めから立法のレファランスというわけではないよ」と金森さんに言われたとおり,配属されたのは受入整理部で,新入図書にナンバリングを押したり,索引カードを作ったりするのが仕事であった。(略)」
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月10日

「生涯をライブラリアンで通す方向に半分以上心が傾いていたのである。だから終業後開かれる図書館学の各種講座にも積極的に出た。」
・裁判官の書斎 / 倉田卓次著 ; [正]. -- 勁草書房, 1985

これは意外だよねぇ…(・o・;)
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

倉田はアタマがものすごくよく、教育力もあり、大変な読書家・蔵書家で―なんと集密書架を自宅に作ったとか―お遊びの精神もあったから、そのまま国立図書館のライブラリアンになったら物凄いことになったのではあるまいか。
実際、判事で最高裁に入る前までいったらしいし。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

途中で退職しちゃったのは、ヤプー作者説が『正論』にでかでかと2回も出たから、といふのが大方の見方といってよろしいかしら。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

このまへ森洋介さんに倉田卓次は少なくともアイデア出しをしてゐるだらう、と言はれ、現在の説はどうなってをるのか調べたが、タテマエとしての―だって生きてた本人たちが言ふんだもの―「沼正三天野哲夫」説を覆す文章が見当たらず。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

一方で、単に紙の上での論理の反映にすぎないけれど、沼正三天野哲夫だと、国立図書館の著者名典拠では2009年ごろからなってゐる。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

いまウィキペを参照すると、
 ハードSF研究所客員研究員
などといふ、フシギな―すくなくともわちきにとっては―役職は書かれてゐるのに、『正論』に二回も載った沼正三説のことはまったく書かれてゐないのはなぜだらう?(。´・ω・)?
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

小山鉄郎「“沼正三”会見記」『文學界』45巻13号1991.12 を読むと、小山は倉田に直接、電話取材し否定の回答を得ながら、やはり小説への重要な関与を疑ってゐる。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

うっかりしてた。まじめに論文や記事にあたってしまひ見るのが遅れたが、ウィキペに沼正三の項目があった(^-^;)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BC%E6%AD%A3%E4%B8%89#cite_note-1
しかし最初に小田光雄氏の「断定」を載せて、ちょっとおっちょこちょいな記述だなぁ…
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

拙ブログの古き読者には明らかなとほり、氏には異なる意見の持ち主をみな同一人と見なす傾向があったりと、その氏の「断定」はリスキーぢゃ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20110712/p1
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森 洋介‏ @livresque2 4月11日

一般にネット普及以降は、匿名僞名による分身が容易になった分だけ逆に讀み手に疑心暗鬼を生じ、フレゴリの錯覺(http://psychodoc.eek.jp/abare/fregoli.html …)の如く別人の言をも特定の人物に還元する過剩な同定が起こりやすく、殊に、あれもこれも敵の變裝と思ひ込む陰謀論的傾向が助長される。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

や、フレゴリならぬ「是、本名なり」の森洋介さま(^-^)
「おのーれ、名を名乗れ」と言はずに済むのがありがたきかな

ウィキペが変な書き方なので、迂遠なことになってしまいましたが、自分で調べたら倉田卓次一定関与説は、倉田自身が唱へてゐたものと、倉田の自伝からわかりました。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

どなたも教へてくださらぬので自分で調べたが―ほんに古本マニアでよかったと思ふことよ―倉田卓治氏自身がちゃんと自伝の最後に「家畜人ヤプー事件」てふ章(p.286-387)を立てて書いてあるぢゃないの(´・ω・)ノ
倉田卓次 著. 裁判官の戦後史. 続々. 悠々社, 2006
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

一読、なかなかユーモアがあってオモシロいかきぶりヾ(*´∀`*)ノ゛
やはりこの人の文章はオモシロぢゃのぅ…
なかで、自分が一定の関与をしたことを認めつつ、作者ぢゃないよといふてをる。
著作権料はもらってないともあるなぁ…(σ^〜^)σ
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo
返信先: @shomotsubugyoさん、@livresque2さん

ウィキペの沼の項目も、小田氏の「断定」ばかりでなく、ちゃんと
倉田卓次家畜人ヤプー事件」『裁判官の戦後史 続々』(悠々社, 2006)p.286-387
をひくべきかと(´・ω・)ノ
15:38 - 2017年4月11日

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いずも さかさ
roe

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書物蔵(古本フレンズ) ツイート内
テキスト

書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 4月11日

返信先: @shomotsubugyoさん、@livresque2さん

頁数のおわり、まちがえたかも…
まあ、ちゃんと確認してみてね(o^ー’)b
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