書物蔵

古本オモシロガリズム

ゲームオタクが原発探査ロボを「ドッテーン」

福島原発の最前線で作戦している人の日記と思しき文章がネットに転載されていた。
(これで知った)http://sho.tdiary.net/20110825.html#p01
(報道)http://jp.techcrunch.com/archives/20110823fukushima-robot-operators-blog-deleted-internet-steps-in/
(英訳)http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/industrial-robots/fukushima-robot-operator-diaries
しかし、日本のマスゴミはなぜこーゆー重要なことを伝えないのかね。
読んでみると、その状況の深刻さにもかかわらずなかなか読ませる。オモシロイ。

今日は定時退社 作成日時 : 2011/06/02 18:02
今日も若手3人のロボット操縦訓練で、扉を開けて中に入り、瓦礫に見立てたロッカー室に進入訓練でした。
若手3人の内、どうも二人の操作が乱暴…。
この二人は大のゲーム好きなんだそうですが、どうもゲーム感覚で扱ってしまう様です。
実機ゆえに、ゲームの様にはいきません。
意外と操作は苦手かと思っていた、もう一人の若手の方が慎重な操作をするので、上手く操ります。
今日もゲーム好きの一人が、模擬瓦礫の上で不安定な姿勢でアームを動かし、無駄にフリッパーを動かしたもんだから、ロボットが横転。
私が、
「横転するぞ!」
と注意したのですが、間に合わず、ドッテーン。
ロボット事態に損傷は有りませんでしたが、ヘッドカメラの警告ランプが消えなくなりました。
リセットしても消えないのですが、特に機能に問題が無く、原因は良く分かりません。
「ゲームじゃないんだから、もう少し力学的にイメージして操作して!」
と、同僚からも一言ありました。
http://staff.aist.go.jp/h.arai/fukushima/packbot.htm

ゲームオタクが原発内部の探査ロボットの実戦に使えないという話。
いや実際、ゲームと実戦は全然ちがうはず。むかしゲームの「Panzer Front」にはまってた時にそうおもったことである(それでも、むちゃすれば即死するところなど、なかなかのゲームであったが)。歩兵(というか実際には砲兵だったが)が実際には地面に泥だらけでへばりつかねばスグ死んでしまうことは、山本七平あたりを読むと実感できる。
こんなのも。

まぁ結果からして、調子が悪いのです。
もう、隣では、当社(当事業所)の計装グループの社員が、自分達の手で水位計を設置しているのである
作業員が手でやった方が早いし、結果的に被曝も少なくなる。
だがあえてロボットにやらせるのは、今後の国策ビジネスが絡んでいるので、ロボットにやらせるというパフォーマンスが必要なのである。
まぁ、その内、テレビに出るでしょうね!
「国産ロボットが原発内で作業をしました!」
みなたいな…
アホクサ!

ただ、このように前線のまっとうな下士官や兵が真っ先に死んでいくんだよなぁ。。。(´・ω・`) 残るのは、会議に出ても「ムフムフ」しか言わない透明人間か、本部でくだらん数かぞえばかりして、「(目的は不明ですが)できまスタ!」「(だれも喜んでまへんが)やりまスタ!」っちゅー連中ばかりなのであった。。。
なんだか日本人ばかりの組織って、昇進システムが構造的に変になっていく気がするよ。
むかーしむかし、わちきがマジメな司書をしてをったころの話ぢゃ。
それまで業務は部分的にメインフレームが導入されとったが、基本的には紙ベースで製品を製造していたのを、大規模なシステム開発をやるとて、業務の組み換え会議に出たことがある。
当方が、こーすれば業務は効率化できる、あーすればデータの精度が保証できる、といった話をしようとしたのに対して、相方の部門が、トンデモなく業務が非効率になり、かつ、それまで業務としてもやっていない誰も使わんデータを大量に生産する新規業務を入れた壮大な業務自体を新規にはじめようとしたのにビックリした。
会議後、同僚と、なぜあそこはあーなんだろうといぶかったことであるが、その会議に参加してた相方部門の三助があとでこんなことを言っていたとか。なんでも、「効率を悪くして高値で吹っかけてゴネる、というのが(組織内闘争に)勝つコツである」とか。
わちきはすっかりバカバカしくなって降りてしまったが、聞いたところによると、三助はその後出世して財務担当補佐になったたとか。エライねぇ(・∀・`;) 財務省もさぞお喜びだろうて
まー似たような話はどこにでもあって、最近、某館で大規模なシステム開発をやってをるのだとか。ところが業務自体の見直しを全くせずに現行の煩瑣な手続きをそのままシステムに盛り込もうとして失敗決定なのだとか。
まぁ失敗してもいいが、なんかそれで倒れちゃう人でも出るんぢゃないかとて、たとえば、sとwの付く人ダイジョブか?と聞いたところ、友人曰く「いやーぁ、じっくり休んでいただけば、いーんですヨ(´∀` )」と( ・ o ・ ;)
友人の、ものすごくヒトが悪いようにみえるが、じつはその先に一抹の親切心があるというスタンスにわちきはひたすら「ホケー( ・ o ・ ;)」としたことであった(^-^;)
まぁ「あら、ダメだったのねー(クシャクシャ・ポイッ)」ってゆー管理者が多いからなぁあそこは。このまへも友人と話してて、「さういへば、失踪記憶喪失事件とかあったねぇ(*゜-゜)」と言ったら、「だってあそこ、○○未遂もあったでしょ(σ・∀・)σ」と聞いて、「ほへ( ・ o ・ ;) そういはれれば、同じ部屋だわ。。。(((( ;゚д゚)))アワワワワ」と…。たしかにそんときの管理者もどんどん出世し次席とは。。。おきおつけ…。