書物蔵

古本オモシロガリズム

『書誌索引展望』総目次を読む

日本索引家協会が出していた雑誌。
このまえ、月の輪さんが目録に出していた途中の揃いが例の浪速書林の目録といっしょに当ったのだったが、そのなかに総目次があったので、つらつらと。
オモシロそうなものがいろいろ。
「出版年鑑をたったひとりでつくった男」とかいうタイトルの論文があったので、

スワ(゚∀゚ ) 大信田落花のことか!(≧∇≦)ノ

とあわてて掲載号をみたら、ロシアの話だった…(´・ω・`)
ってか、書いてるのが藤野幸雄先生だから、海外のことと予想はつくべきであった(-∀-;)
東京堂版のまえに国際思潮社版があったのは最近復刻も出たから知られてをるが、そのまえに、大信田が準備をひとりでやっていたということ、これはあの谷沢永一も気づいてなかったことぢゃ。
って、藤野先生のは当然の空振りだったけど、ほかにもいろいろ読むべきものがみつかる。
ってか、個々のレファレンス・ツールについての言説を見つけるのに、『図書館雑誌』なんてJLA系のアホ雑誌ばかり検索してきた自分が恥ずかしい…。この雑誌は1980年代の図書館学の成果のひとつとわちきは思うぞ。
それゆえに。。。
この団体の解散(とその経緯)に哀しさをおぼえてしまふなぁ…(´・ω・`)
日本近代書誌学協会とはちがう、もっと構造的な哀しさをいおうか…(*゜-゜)
索引家協会も、本来なら日本近代書誌学のフランキとなるべきだった団体である。