書物蔵

古本オモシロガリズム

ん?(・ω・。) 妖怪シャカシャカとな

オタどんが妖怪シャカシャカについて言及してをる
ヱがかってにパラパラめくられ、圕ヱのところでぴたりと停まるのだそうな(σ^〜^)
ところで売っとる古ヱの見方に2種類あるのって知っとる?( ̄▽ ̄)b
パラパラ法とシャカシャカ法のふたつなり、ってにゃんだかわからんかな(^-^;)

パラパラ法は

・ヱの山から厚さ1〜1.5cmになるぐらい取り出す。その際、袋がついたままのものは取り除けておく。
・トランプみたいに一辺(短いほう)の端をそろえ、そろえてないほうの端を利き手でないほうの手でつかみ、利き手のほうであまり曲げすぎないように(痛むので)パラパラみる。その際、つかんでいるほうの手はなるべくひろくつつみこむようにする。

シャカシャカ法は

・ヱの山から厚さ1〜3cmぐらい取り出す。手が大きく慣れていれば最大3cm厚まで可。端をそろえる必要は無い。
・上のほうのものから、利き手でないほうから利き手へ1枚づつすべらせるように送り込む。

両者使い分けの基準

で、このパラパラを適用すべきかシャカシャカを適用すべきかの見極めの基準なんだけれど…
ヱの装備(←図書館情報学用語)の状況による。具体的にはビニール袋(ポリプロピレンの袋に入っているか否かによる。
入っていて、かつ、その大きさがまちまちないし、ヱ本体よりかなり多くのマージンがあるようであれば、シャカシャカ法を適用す。
ヱが裸(袋に入ってない)か、袋に入っていてもマージンがあまりないように開け口が切られているかセロファンテープなどできっちり閉じられていれば、パラパラ法を適用。

シャカシャカは古書展に多し

基本的にはパラパラ法がシャカシャカ法より3、4倍早く見られるのでそれを適用したいところだけれど、いま、ヱが裸で売られているのは骨董市(とはいへ靖国とか富岡八幡とか紙モノの業者さんが多いとこね)に限られる。すくなくとも古書展で裸というのはほとんどない。
とゆーことで、シャカシャカ妖怪が古書展に出やすいという構造になっとる、とゆーのは、これは、人類はじめての知見であるぞよ。
ん?(・ω・。)
ホント???

研究史をむりやりひねりだす書物蔵

ところでどんな下らないものでも研究にしちまうわちきであってみれば、ヱもまた研究対象として記述せんとて目下文献調査中ぢゃ。んで、実は図書館情報学でもあるサブジャンルである時代までこれが記述対象になっていたということをつかんだ。
米国館界では研究がいままさに進みつつあるのは一度はなしたっけ。
日本でも1990年前後から歴史社会学でやっとるようだけどね。