書物蔵

古本オモシロガリズム

観点で諸説みだれる日本BMの起源

あと、ブックモビルの起源は、昭和23年の高知県立説と昭和24年の千葉県立説があるけれど、次の論文によれば千葉県立に分があるみたい。
・石川敬史「移動図書館史研究ノート:1950年代前半における予備的考察」『情報社会試論』 5, 5-30, 1999  同文? http://www.digital-narcis.org/johoshak_free_font/5/ishikawa.htm
ここで石川氏は配本車移動図書館車か判定し、時期的には先行する高知県立、鹿児島県立を配本車とみなすことで、最初の移動図書館車は千葉県立のひかり号(1949)であるとする(。・_・。)ノ

けど、三輪車は(σ・∀・)

もちろんこれは最初の「自動車」移動図書館車であって、「自転車」移動図書館車ならば、実は大正期まで遡ることは書物蔵の古き読者なら知っておろう(o^∇^o)ノ
ん?(・ω・。)
あれは、最初の「配本(自転)車」じゃないかってか(σ^〜^)
そう「だった」なり(^-^;)

日本で最初の「配本車」についての、日本で最初のエントリ
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20090803/p1

そう、あの時はそう書いたのだったが…(*゜-゜)

よく考えたら、直接利用者に配らないとはいえ、大正7年の配本2輪自転車があったのだわさ(σ・∀・)
東京市立図書館(群)の同盟貸付(現・協力貸出)用2輪自転車。

残念(≧へ≦)ノ 日本最初の「配本車」じゃなかった。2番目?だったか(・∀・`;)

とくやしく思っていたのだが…

ん?(・ω・。) まてよ(゚∀゚ )アヒャ

かの三輪車による宅配は、どのようなサービスであったか詳細を知るものは(生きている人間では)一人わちきだけなので調べてみると、こんな感じであった。
三輪自転車に200冊ほどの本をのっけて利用者の自宅まで行き、そこで本を選ばせる(。・_・。)ノ
ん?(・ω・。)
ん、んーーっ!?(*ω*;)´´ こ、こりはー(×o×)

まさしく移動図書館!!!(putitだけど)

そう、自転車ではあれど、200冊しかないけど、なんとまあ、配本車でなく移動図書館車であったのだ(o^∇^o)ノ

日本の移動図書館車の歴史はたった今、1922(大正11)年の岡山市立まで遡った

なり(〃^∇^)o_彡☆

追記:日本最初の移動図書館車なりっ!

さういふおもひで「持廻文庫(もちまわりぶんこ)」の函を積み込みたる三輪車の雄姿をしかと見よ!
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