書物蔵

古本オモシロガリズム

古本の奥付から日本主義図書館学?

サテ、問題。
つぎの3つの書誌は著者が同姓同名だけれども、同一人物か?

2. 日本絵葉書小史. 明治編 / 小川寿一. -- 表現社, 1990.9
3. 竹林寺誌 / 小川寿一. -- 竹林禅寺, 1987.6
4. 秘書必携辞典 / 小川寿一. -- 東京堂出版, 1981.2

絵葉書の歴史に寺院史に秘書用語辞典。とても同一人物に思へない。
もし、同一人物なら、まるでわちきのようなテンデバラバラさ(^-^;)
答へ。
同一人物。と、NDLがいふてをる(名称典拠による書誌調整ニテ)。
そしてこのヒトは誰あらう。
日本主義図書館学を「主宰」したお人なのであーる!`・ω・´)o
うしなわれたホンモノの「日本図書館学会」(昭和16年〜)やその学会誌、そして参加した人々については敗戦後忘れられ、これについて戦後書いたのは小川寿一さんだけであったのだが…
昭和46年の小川寿一の記述につづいて、平成22年になにやら書いたヒトがいるといふ。そして、あなたはその人の名を知っている…
それは…
書物蔵、といふ…(^-^;)
来るべき『文献継承』に

ホンモノの「日本図書館学会」と「日本図書館××会」(あったかもしれない大東亜図書館学;1)

とて、原稿を寄せてみた(^-^*)
いや実に。
さっき届いた古本「秘書必携辞典」を開けてみたらば、なんと不明だった対米戦争後半の小川さんの動きが奥付にあり、びっくり。
ぎりぎり間に合わず(-∀-;)