書物蔵

古本オモシロガリズム

マイナー史はつねに間接的に探るものだよ

今月の「古通」。石山氏の図書館史連載で気になった書誌ひとつ。
490.5031-N684g 外国医学雑誌綜合目録. 1941-1952 / 日本医学図書館協議会. -- 日本医学図書館協議会中央事務局, 1954
どうして気になったかというと、時期。戦前・戦中の各図書館の活動ぶりが欠号などから判りそうだから。
あわててNDL-OPACを引いたら、石山氏の引用ミス(タイトルから医学が抜けてた)でヒットしなかったけど、出版者からヒット。
ちなみにNDLの請求記号「490.5031」は、形式区分の複合使用例であって、「禁止する根拠はないが、複合させる優先順位を一元的に規制できないので、積極的に推奨しない」とされている(NDC9版p.xxiv)。
わちきは、「内形式」、「外形式」の類別を復活させて(NDC8版まではあった)、内形式を優先が望ましいとか書いちゃったほうがいいと思うがの。ん。でも-05と-031は「外形式」同士か(^-^;) とすると「形式区分」を主題そのものとして使用してよいかどうかが問われることになるの。