書物蔵

古本オモシロガリズム

著者略歴について

むかし古書現世さんに売ってしまった本を立ち読みしてたら、奥付ページの「著者略歴」欄(以下、著歴)についてのことが。
・本の椅子・耽読日記から / 紀田順一郎. -- 三一書房, 1990.7
戦前の本にはない、という指摘は谷沢永一氏もしていたが、かわりに表紙や背表紙に、○○博士とか立派な肩書きがついていることがある、というのはたしかにそう。
カバーの袖や裏表紙部分に肖像入りで著歴をいれるようにしたのは『カッパブックス』あたりだという指摘も。
「ちなみに女性執筆者の多くが年齢を省略しなくなったことは心強い」と平成初頭の紀田先生は論評しており、それはまったく両性の平等が実態として進んだ証(あかし)でもあったでしょうが、平成後期のいまはサカサの状況になりましたのぅ(*´д`)ノ でも両性とも平等に年齢(生年)を隠すようになったのであれば共同参画しとることにはなるか(・∀・) あ、共同撤退か。

そういえば 日外WHO

日外でやっとる人物データベース「WHO」って、じつはわちきの好きだったDBなのだが、あれって、元ネタが激しく著歴であるような気がするんだが…
これは商売上の秘密になるからあまり宣伝せんのかもしれんが、使う側としてはなにが元ネタなのか明らかにしてくれると助かるんだがのぅ。ってムリ?

チップス 半有名人・未有名人の調べ方

その人が書いた雑誌記事を探す→ほんのちょっと肩書きがあることが多い。