ここ数年、奇書の呼び声たかい
オルグ学入門 / 村田宏雄. -- 勁草書房, 1982.1
をようやくにして入手せりっ!`・ω・´)oシャキーン
これに気づいたのは香西秀信「論争と「詭弁」」丸善ライブラリーで奇書として誉められていたからで,
実際すごい。わりかしゆうめいな復刊ドットコムでも要望があるが,これは復刊はされないはず。
全体が,革命は絶対的に正しいので,正しいことのためにはどんな不正な手段も許されるという前提で書かれているから。
ソビエトがなくなり,社会主義や共産主義がそんなに正しいものでもなくなってしまった現在,著者自身も出版社も復刊はしないと思う。
けれど,ほんとは革命の正誤とこの本の方法論の優秀さとは別個のもの。このような本をよむと,どのような環境でもつきつめて考えた果てには面白い本
というのはでてくるのだなぁ,と感慨ふかい。
追記 2011-06-06
先週友人から聞いたが、この奇書が復刊されるといふ。びっくりである。