書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館においてICタグは必然か?

新文化』(2007/3/22)p.1に「ICタグ、残る課題は「必然性」」という記事

ICタグの研究は、書店が万引き防止のためにソースタギングを求める声に応じて始まったという経緯がある。(JPO広報委員・永井祥一氏談)

という。経産省資料によると一店舗あたり被害額は年間210万円。
思うに。
図書館界でのICタグ研究は、どういう経緯ではじまったかといえば、出版界で始まったから、というあたりが本当のところだろう。ブックディテクション(「貸出し手続き確認装置」なる政治的に正しい用語が発明されたが、笑止千万)が、もともと(米国)図書館界発祥のものであったのとは逆さですなぁ(゜〜゜) ICは日図協の委員会かなんかで研究しとるみたいね。図書館における図書の盗難についても相当の効果が見込めるのでは(゚∀゚ )