書物蔵

古本オモシロガリズム

読書指導・読書会の理論史

満洲開拓読書協会を追いかけておるところじゃが,もちろん,それをそれだけで論じるのではチトまずい。
そこで読書指導・読書会の理論史もいちおう押さえんとす。
また,戦時文化統制論もおさえないとね。
それにはあれ,とあれ,とあれととりあえず読む。
なーんだ,やっぱり1990年代半ばからまじめな研究では新しい展望がひらけつつあったのね…
このまえ瞥見した2002年の読書運動史論文の弱点は,1)県立月報と図書館雑誌しか史料として使っていないことと,2)個別の論をつなげる全体像がいささかよわいこと。
1)は,わちきにはいくつか隠しだまがあるからよいとして2)関しては,こまめに先行研究,周辺領域を見ているとこなわけじゃ。それで,あれとあれとあれ,と言うてをる。
でも,趣味の手すさびの研究がだんだん大きくなってきちまってるですなぁ。これじゃあ修論みたいになってまう(^-^;) っていいのか???