書物蔵

古本オモシロガリズム

ん? 時代は国民読書(・∀・)

出版ニュース』(7月上旬号)をみると…
「読書推進を国民運動へ」という記事が。
元・衆議院議員の肥田センセだね。中身をよむと、出版文化産業振興財団(JPIC:平成3年設置)の理事長になったから決意表明ということらし。
で、おなじ号の巻頭言をみると「JPICの理事長は従来、トーハン、日販の代表が交代で務めてきた。この慣行をやめたことは出版会として英断だった。」とある。さらに「読書推進運動は、出版界では長い歴史と実績を持っている。読書週間、(後略)」
ははぁ。読書週間は戦前、図書館週間だったわけだし、運動についても、「国民読書運動」が図書館界主導で戦時中あったねぇ。
て、それがわちきのmyブームなのであった(^-^;)アセアセ
でもヘンテコなのは肥田センセの記事とおなじページに、『図書館人としての誇りと信念:伊藤昭治古希記念論集』の広告が載っていること。
この本の主人公、伊藤先生は、選書論でいう要求論、それも極端なる要求論のリーダー。肥田センセは児童文学者だからおそらく伝統的価値論だろうから、イデオロギーが逆さ(・∀・)