書物蔵

古本オモシロガリズム

国会図書舘交戦中! 友人が高円寺で拾った超レア図書館本

昨晩,友人が高円寺での拾いものをしたという。それも500円で。
わちきも一度も売ってるのみたことない図書館本!
うーん,うらやましいなりo(^-^)o
でもわちき,なぜだか持ってるのだ(^-^;)
国立国会図書舘法規要覧. 昭和29年版. -- 国立国会図書舘管理部庶務課, 1955
うーん,これは,まぼろしの図書館省の法規集… これが初版ね。超レア。
この法規集,比較的新しいものが早川図書の目録に1万円近くで出ているよ。もしこの初版がでたらいくらになるんだろう… おそろし。
一度,新しい版が論文書きで必要になったんで,編集してる係に頒布を依頼してみたら… 「余部はあるけど頒けられない」だって(×o×) そゆときはうそでも「余部がないから頒けられない」ってゆーの! しかし… これには利用者(国民)の権利義務にかかわる重要な事項(利用規則など)が載っているのに頒布せんとは,どういうことね?
まぁ,こーゆーバヤイはあわてずさわがず,別の方法を取るのが正しい。実際,とったけどね(もちろん合法的手段ぢゃ)。だいたい頒布してないもんが早川図書で売ってるってどーよ?
それはともかく,
パラパラめくると,法規集初版,へんてこな項目があるよ (・∀・)

非常防火対策要綱 昭和二十五年七月十四日決定
(略)
二,勤務中における警報発令時の態勢
 B 空襲警報発令下
  イ, 警備措置
   1 空襲警報発令と同時に監視係は所定の警備配置につく。
   2 各部局見張員は,それぞれ所定事務又は物件の見張につく。

「クーシューケーホウ,ハツレー」ってよく戦争もののドラマで出てくる…
はて… なんど見ても昭和「二十五」年。それにこの図書館ってたしか発足が昭和二十三年だったはず。昭和二十年より後,日本国が戦争したことってあったのかしらん…???
うーん,こりは…
国権に直隷する司書様方は,ものすごーく危機意識にあふれていたとみるべきなのだろうか
… それとも,国会図書舘は昭和二十五年に交戦状態にあったのだろうか??? どっちにしても図書館戦争ぢゃ!!!
〜〜〜
ということで,今日も今日とて高円寺へ