書物蔵

古本オモシロガリズム

京王でレファ本

ぐるーりと会場をまわろうとするも…
なんかお腹が… 昨日,飲み過ぎたせいかしら? あわてて近場のトイレへ(^。^;)
せっかく最初のエレベーターに乗れたのに,アドバンテージを完全に失ってしまった… トイレから出てきたら(といっても10分くらいだけど),もう古書マニヤはかなり本を抱えて右往左往。
わちきも遅ればせながら突撃ー
うーん,書誌学の群れを発見するも… 高すぎて拾えず(´・ω・`)
それはあきらめてまわると… 今回は不漁なり〜 それでも,坪内祐三「古本的」とか石山茂利夫「国語辞書事件簿」などを安くひろう。
んー,じゃこれ買っちゃうか(^−^;)リプリント持ってるんだけどなー

研究調査参考文献総覧 / 波多野賢一,弥吉光長. -- 朝日書房, 昭和9 函 7千円 吉岡書店(京大前)

レファ本の解題書誌(解説付き文献リスト)ね。レファレンス業務についての概説記事もあり,それが実は歴史的価値がある。
('0'*)あれっ,はがきが挟まってる… ん?「追録」とは?

「追録」の編纂贈呈に就いて
 本書は資料の探求に苦心の結果,参考文献総覧としてその機能を発揮し,有用の書であると信ずる。併し本書のごとき編纂物に於ては,完全にその方面の資料を網羅するのは至難であつて,少範囲に於ては
不可能である。広く全国に亘つて諸賢の御援助を乞ひ,補充すべき点,改訂すべき点を御教示に与りたいのである。
 編者は御通知を必ず取纏めて『追録』を編し,諸賢に贈呈して,本書利用の際に遺漏なきを期したいのである。
 編者の微意のある所を察せられ御通知の労を惜しまれざらんことを願ふのである。
 特に編者は,1地方的の書誌目録辞典等の類,2個人に関する文献,3特殊事物に関する文献,4展覧会目録に於て不足に悩んでゐる。
是等の文献に就いて御教示に与りたく,御寄贈,御貸与下されば,編者が実際に検討し得るので誠に幸甚の次第である。
◎編輯に関しては東京市神田句駿河台図書館内田文庫弥吉光長宛ご指定を乞ひます

この追録って出たのかしら… 文化図書ってとこから1984年に出た復刻はページが19p.殖えてるから,それも合冊したのかしらん。って復刻どっかいっちゃった…
復刻より装丁もいいし数段読みやすい。うーん古本趣味者ならではの味わいなり。