書物蔵

古本オモシロガリズム

今日も今日とてミニミニ古本市〜

「フリマでミニミニ古本市」(品川インターシティ)をはじめてのぞく。うーん、たしかにこりは「ミニミニ」なりよ。フリマの一角でやってる。それでも100円文庫をいくつか。そのなかに,
世界の大学 / 本田一二. -- 保育社, 1966. -- (カラーブックス ; 110)
をみつける。パラパラめくると天然色写真がたくさんでたのしい(^_^*) 白黒だけど,大学図書館の写真もちょっと。武漢大学図書館では,毛主席の肖像のもと勉学にはげむ学生が… 仮性図書館本だったとは…
帯に

あなたも留学できる!

ってあるけど,1960年代だから,普通の人にはむりに決まってるなり〜
米国の大学を紹介した部分では

 夜,門限直前になると,女子学生寮の前は,(略)デートを終えたお二人さんが,あちらの木かげ,こちらの車の中で,名残り惜しそうにキス,キス……である。(略)
 アメリカの女子学生は,とてもよく勉強するが,デートに身を入れることもおどろくばかり。すでにデートの約束を取り付けた彼女は,心もうきうき勉強に打ち込めるが(略)金,土の夜に,むなしく寮に残っているなどということは,魅力なしの正札をはられたようなもの(略)

こんなこと保育社のカラーブックスに書かれた日にゃぁ留学したくなるかも… でも「魅力なしの正札」ってすごいね(^-^*)
なにげなく見返しをみると…
げげっち('0'*)「丸谷洽一」とあるよ。こりは… 図書館関係者なりビクーリ どうりで仮性図書館本なりよ
丸谷, 洽一 ‖マルタニ,コウイチと読むのだ
ほかにも読み捨て用の文庫をいくつか。サンダカン八番娼館とか横溝正史とか