書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館雑誌に図書館政治ネタてんこもり

最初は指定管理者制度

指定管理者制度,反対を図書館協会は打ち出したなり
館界を二分するような話題で,毅然とした態度というのは政治的にまちがいなり。でも,「館界を二分」ってのは違うか(^-^;) 館界の8割方は反対だけど,地方行政及び民意も賛成の結論をだしつつある制度に,そんなあからさまな反対!を叫んでも,あんまいい結果にならないと思うのだ。
それに,民間会社に運営させたらいきなり見料を取り出すなんて無意味な心配をしてるし… なんのための「図書館法」なのやら。

船橋の西にある図書館

船橋西図書館の件でもなんか書いてるなり けど個人的にはジュンジュン先生が図書館大会第7分科会でこれにつき講演するっちゅう話のほうがおもしろそ。どんなふうに講釈するか。図書館雑誌に曰く「行政法,メディア法に造詣の深い」とのことだから… なんか行政法の教科書も出しててびっくりしたけど…(図書館行政法じゃないよ,日本行政法… )

分類表の差別語?

日本十進分類表で,項目名モンゴリスムスが不適切だから変えると,ちっちゃなコラムでお知らせ。なんともおっとり刀。差別語狩りに賛成してるわけじゃなくて(そんなことは表にとって本質的な問題じゃない),版改定の時に何やってたの?まさか,機械化にまどわされ,項目名や項目の改廃というかんじんの中身についてお留守になってたんじゃないですかー(・∀・)
こっそり書いちゃうけど,いまの9版は6版の直系なのだ。

日本十進分類法系譜>
……6版→………→8版→9版
   →7版→×断絶

7版は,とっても整合性のとれたよい表。結果として使い勝手もよい(はず)。ちょうどドクメンテーションの興隆があって,旧態依然たる図書分類表も,もうちっと整えないと,ということでできたもんだと思う。
けど,ゆり戻しでまた6版までのぐちゃぐちゃ構造に。構造がぐちゃぐちゃだから,いくら項目名とか小手先の改訂してもねぇ。はぁ。いまの表が7版の子孫なら,もっと誇れるのに。
で,なんで7版が断絶したのか,といえば,普及しなかったからなんだけど,なんで普及しなかったの?とさらにいえば… また図書館政治ネタになってしまうのだ(・∀・)/