書物蔵

古本オモシロガリズム

飲みの帰りに古本を

昭和30年代まで,庶民は銭湯のかえりに貸本屋や古本屋によって本を読んだんだす(たしか青木「古本屋○十年」)。
まねして,飲みの帰りに古本屋によってみる。
御進講録 / 狩野直喜. -- みすず書房, 1984.6 1200円の半値
寄った古本屋は,もう何十年も前からそこにたっているけど,なんか今度改装するらしい。そのためなんでも半値になってた。
狩野直喜(かの・なおき)は支那学では超有名らし。けどあんま本を書かなかったひとみたい。
この御進講録は天皇に御進講したときのノートらしい。ごく最近,リプリントが出た。人気あるのかな?この人の本はほかにも持ってるよ。
漢文研究法 / 狩野直喜. -- みすず書房, 1979.12
これはたしか所沢の古本市で2千某かで買ったんだった。けど,その後,池袋の勝文堂で100円で投売りされてたから,おもわず拾ってしまった。方法論マニヤの自分としては,こっちの本のほうがおもしろい。この漢文研究法は,かならずしも現役の工具書じゃないみたいなんだけど,逆にむかしの学者が工具書をどうみていたかがわかるかも。o(^-^)o ワクワク