書物蔵

古本オモシロガリズム

 ぐち

営利・非営利かかわらず,日本人があつまると,妙なガンバリズムや反知性主義にこりかたまるってことなのかなぁ。わちきなんか,おなじ結果ならなるべくラクしようと考えるんだけどねぇ。なんだかみんな逆なんだよなぁ。わざと不便なままにしといて,そんなかで一生懸命ガンバるって感じ。
むかしはいろいろしたんだけどね。入社早々,補佐に「このシステムがないほうが早く業務ができるのでは」と言ったら「チミはおもしろいこと言うねー」って。内心同意してたみたい(笑)。
むかしはこの補佐みたいに,バカバカしいと解ったうえでしょうがなくつきあってる人々も結構いたんだけど,最近は軍国少年(軍国乙女?)みたいな連中が殖えちゃって… まー,勝手にガンバってくださいまし。
労務管理の歴史の本かなんかで読んだんだけど,大東亜戦争中も日本人は別に一丸となっていたわけじゃなくて,バカバカしいなと思いつつ,しょうがないから参加してるふりをしていた大人たちも多かったらしい(まー当たり前か)。工場とかで病欠が異常に多かったんだそうな。
戦争中,みんながみんな神懸かりになっていたわけじゃ全然なくて,そんなのに踊らされてたのは軍国少年くらいじゃないのか。ただ,省庁とか軍隊とかの正式の会議で建前ばかりが全面にでて,それが組織の決定になってしまっていったところに問題があると見てるよあたしゃ。