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図書館時事 はぁヤダヤダ

このブログは古書店図書館現象を愛するブログなんで時事ネタはほんとはイヤなんだけど…
ちょっと前にサンケイ新聞ネタの,国会図書館長の待遇が良すぎ,との話をした。
わたしは「確かに今のように衆参事務局総長天下りなら高すぎ。むしろ大臣待遇にふさわしいエライ人を」という意見だったけど,給料を低くする方向でおちついた(文末参照)。まあ,そんなところでしょ。でもこれで,「低くしたから天下りで結構」ってことにならなきゃいいけど。どうせ低くするなら,衆参事務局長と同等かそれ以下にして,事務局長が天下りしたくないようにしてほしい。
ただ…,これは誰にでもわかる単なる論理の話として指摘しておきたいけど,野党議員が言うことじゃないよね。行政官庁からいくらでも情報をひっぱれる与党議員が言うのならわかるけど,野党が国会図書館をつぶすのはバカすぎ(個人的にはツブれてもかまわないんですが)… べつにわたしゃ政党なんてどーでもいいんすが。いちおう時代の証言として書いた次第。

国会改革 図書館長給与を削減 今国会で改正へ 「停職」盛り込みも
 国会職員の給与や諸手当のお手盛りぶりに批判が強まる中、衆院議院運営委員会は十日、庶務、図書館運営の両小委員会をそれぞれ開き、国立国会図書館長の高給を是正し、国会職員の懲戒処分に「停職」を加えることなどで大筋、合意した。国会は今後、衆参両院が調整を進め、関連法改正案を今国会に提出し、成立を目指す。
 国立国会図書館に関する図書館運営小委員会では、国務大臣と同額の年収三千四十一万円という館長の高給ぶりが議題となった。黒沢隆雄館長は、「真理に基づく資料がきちんと(国会に)提供されることが民主国家として極めて重要」と指摘した上で、「その一翼を担う国立国会図書館は行政の長と同等の地位、待遇とすべきだとの判断があった」と説明した。
 だが、筒井信隆委員長(民主)は、「館長の給与を是正するということは(議論の)暗黙の前提」と述べ、図書館長の給与を削減する方向で議論を進める考えを表明。今後、削減幅を協議し、根拠法である国立国会図書館法の改正案を今国会に提出する考えだ。
 一方、庶務小委員会では、中央省庁の国家公務員とは異なる懲戒処分のあり方が問題となった。国家公務員法では重い順に「免職」「停職」「減給」「戒告」だが、国会職員への処分の根拠となる国会職員法には「停職」規定がない。
 山口俊一委員長(自民)は「『停職』(を盛り込む)という方向で取り組みたい」とし、国会職員法改正案を今国会に提出する考えを示した。また、支給根拠のあいまいな「国会特別手当」の見直しや汚職の温床となる入札方法の改善も検討することを確認した。
産経新聞) - 3月11日2時44分更新

2ヶ月後の追記)総長天下りでなくなっても,もっと職位の低い連中の天下りになる可能性は残ってるとの指摘あり。まったくバカバカしい展開なり