書物蔵

古本オモシロガリズム

真性図書館本ほりだし:東京市立図書館

所沢の即売会場(くすのきホール)から帰ろうとしたら,意外なものがひろえました。真性図書館本。
エレベータのまえの台に,むぞうさに置いてあったんを帰りがけに発見! んー,やっぱり即売会は悉皆調査(どの棚にもすべてあたり,背文字の有無にかかわらず,これは,と思ったものは,すべて手にとって開く)が悉皆必要だす(笑)。
秋岡梧郎著作集 / 秋岡梧郎著作集刊行会. -- 日本図書館協会, 1988.11
秋岡梧郎(アキオカ・ゴロウ;1895-1982)は,ひとことでいえば東京市立図書館員(西東京市じゃないよ。あれは偽東京市
パラパラめくってみたら,ヲイヲイ!重要なことがわかりづらく(笑)記載されてるじゃないの。まいったねコリャ。入手してしげしげ見ないとわかんないよコリャ。けど…これ定価8千円もすんだわさ。これじゃフツーの人は買えない。で,今回,いくらで購ったかといふと…
壱千円也。どひーo(^-^)oうれしすぎ
児童サービスの大御所で,秋岡氏と仲がよかったといわれる小河内芳子(コゴウチ・ヨシコ )女史の寄稿文も,不思議な構造をしていて,後半は,新田潤(小説家)の回想的小説からの引用。市立京橋図書館実業図書館(ビジネスライブラリイ)の様子。どひー歴史は繰り返す
あと,ほかにも考究すべきとこ多々あり。むむむ,これだから即売会通いはやめられません。
転換期における図書館の課題と歴史 / 石井敦先生古稀記念論集刊行会. -- 緑蔭書房, 1995.9 これも千円
両方とも広い意味での饅頭本とみなされたんで,古書店が安値をつけたんでせう。