書物蔵

古本オモシロガリズム

図書分類における雑の位置づけ

書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo

書物蔵:古本オモシロガリズムさんが文学通信[図書出版]をリツイートしました

図書分類における「雑」の位置づけについては、このように結果としての有用性は認められながらも、ちゃんと議論されていないのよ(´・ω・)ノ
NDCでいえば、049ね。
総記(generalia)には、下位分類の多数を含むもの、全体についての抽象、下位分類に入れられないものの3種が入る

書物蔵:古本オモシロガリズムさんが追加
文学通信[図書出版]
@BungakuReport
翻訳の妙満喫、分類の要は「雑」 井波・京大人文研前所長退職 : 京都新聞【「分類において最も重要なのは、分類を断念することを意味する『雑』という概念だと気付いた。紅楼夢や王国維の意義を理解するのに、絶えず寄り添っていた概念でした」】 http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20180330000125
11:42 - 2018年4月2日

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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
2 時間2 時間前

なにやら興味ある人がいるみたいなので、いちおう繋げておくと。
日本ではNDCがde factoなんでNDCの形式細目、049をめぐる議論ということになる。
ただNDCがまじめに「議論」されてたのは1980年代までなんで古い文献になる。
General specialというフレーズがあって、これが、総記内の非総記を表す言葉
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
2 時間2 時間前

おそらく米国図書館界での議論の用語だったんだろうが、日本では049をめぐる議論として、ほんのちょっぴり1980年前後にあったきりだと記憶する。
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
59 分59 分前

せっかくのNDCの「-049」も、主標目が3ケタを超えると、あらゆる「-0*」を付けないとNDLが運用で決めちゃっているので、あんまり役立たない。

例 法学の雑著→320.49 捜査手続の雑著→327.63 ×327.63049
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
59 分59 分前

けど、NDLCの形式項目「雑」は、どんな小さな(=NDCだと4ケタ、5ケタになるもの)でも「A118 法学の雑」などに集められるから、その項目で検索すると、あらゆる知識ジャンルのヘンテコ本が見つかるよと、
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
59 分59 分前

・ベスト珍書 : このヘンな本がすごい! (中公新書ラクレ ; 507) / ハマザキカク 著. 中央公論新社, 2014.9
が出た際に、著者、ハマザキさん@hamazakikaku に教えてあげたいと思ったことだった(´・ω・)ノ
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E7%8F%8D%E6%9B%B8-%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%98%E3%83%B3%E3%81%AA%E6%9C%AC%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AC-%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%82%AD%E3%82%AB%E3%82%AF/dp/4121505077
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日本貸本屋史における時代区分について

書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
4月2日

書物蔵:古本オモシロガリズムさんがアヒールをリツイートしました

そうそう。貸本屋はコンビニ並みの普及。

書物蔵:古本オモシロガリズムさんが追加
アヒール
@keep_on_mono
昭和30年代、全国に貸本屋が3万軒あったらしいが
http://kashihonmangashi.blog.shinobi.jp/%E2%97%8B%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/%E8%B2%B8%E6%9C%AC%E5%B1%8B%E3%81%95%E3%82%93
当時の人口をざっと9千万人とすると商圏が3,000人/1店。コンビニが俗に商圏3千人といわれるのでコンビニ並みの普及率。
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‏ @shomotsubugyo

貸本屋、ということばや業種は、江戸期の半ばから日本にあるんだが。
それをうまく通史にして時代区分した記述がないんよ、
って一度ツイートしたなぁ。

江戸期〜明治10年
明治10年代〜昭和前期
戦中期
戦後期
衰退期(1970s-)

ぐらいにわけて、コンテンツや営業形態を記述できればOKぢゃ
23:46 - 2018年4月2日

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bladesno
ケーキイーターP
king-biscuit
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king-biscuit
‏ @kingbiscuitSIU
4月2日

返信先: @shomotsubugyoさん

貸本漫画や劇画というのは比較的視野に入ってはいたんですが、むしろそれ以外の読物文芸系の貸本ってのは未だにほんまに視野の外だったりしたまんま、なんでないのすかねぇ……
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
4月2日

貸本マンガ≒劇画、というのは戦後期のコンテンツですね。
衰退期とはまさしく、新書版マンガが開発され、コミック本は買うものになったからでした。

しかし貸本屋史料は近年、金沢文圃閣が復刻しまくるようになるまで、ほぼ皆無で、職業的史家だと手がでない領域だったのでした。
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
4月2日

衰退には同時期、公共図書館へ大衆小説が這入ったことも影響していたらしいです。
そこらへんのことは、次の本に少し書いてある由(´・ω・)ノ
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king-biscuit
‏ @kingbiscuitSIU
4月2日

戦後の通俗読物や中間小説(これが実は曲者だったかと)の類が図書館利用するような層にとっての「本」として認知されるようになってそれに応えるようになっていった「公共」図書館の相互が導き入れた事態、って気はします。
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‏ @shomotsubugyo
4月2日

>戦後の通俗読物や中間小説
>の類が図書館利用するような層
>にとっての「本」として認知されるように

まさにそれ(σ・∀・)σ
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‏ @shomotsubugyo
4月2日

図書館とか貸本屋とか「読書装置」については、相対的に知識があるわちきなれど。
提供コンテンツ、特に、消費的読書の典型たる文芸の形式・ジャンルの変遷についてはあんまり知らんので。

勉強して読書の歴史を書いてみたいなぁ。
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king-biscuit
‏ @kingbiscuitSIU
4月2日

勉強会でもできればいいんでしょうが、ねぇ……(´・ω・`)
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会話の終了

'70年代〜'80年代は雑誌の全盛期

出版ニュース(2469)2018.1上旬にある「今年の執筆予定」は楽しいが、気になるところをメモ。

雑誌研究が続々と

下川, 耿史(こうし), 1942-さん「『1970〜80、エロ雑誌全盛』〔略〕1970年代から1980年代は歴史の上でも類を見ないほど、エロ雑誌の全盛時代でした。その主だったものは手もとに残してあるので、これを風俗史として整理したいと考えています。」
中野翠(エッセイ)「たぶん、'70年代〜'80年代を中心に私的な角度から雑誌の世界を回顧する原稿を書き下ろしで。一番、雑誌メディアが面白かった頃。」
雑誌研究は流行りなのだが、この前、ツイッターでマンガ研究の池川佳宏さんとこんなやりとりをした。


池川佳宏
‏ @saikifumiyoshi
3月31日

マンガに限らず、「雑誌研究」で参照できる文献・論文は少ないのですね、特に今回の報告で記述している1951年問題・2009年問題は雑誌研究における基礎知識だと思うので、是非ともご一読ください。(期間がきたら当報告のみPDFで公開します)
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‏ @shomotsubugyo
返信先: @saikifumiyoshiさん

@taimatsu_torch こんにちは。雑誌研究が個別タイトルの研究がほとんどだとは大澤聡さんが何年かまえの論集で指摘してましたです
8:39 - 2018年4月1日

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積読荘の住人
im22

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書物蔵:古本オモシロガリズム ツイート内
テキスト

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池川佳宏
‏ @saikifumiyoshi
4月1日

返信先: @shomotsubugyoさん

巻号ナイト後に書物蔵さんにツイートしていただいた、数少ない巻号に関する文献も参考にさせていただきました。ありがとうございました! 広い視野での雑誌研究はまだまだ開拓し甲斐があると思います!
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書物蔵:古本オモシロガリズム
‏ @shomotsubugyo
4月1日

やや、ウレシイこと言ってくれますね( ^ - ^ )

雑誌研究に足りなかったのは、巻号、法定文字などのジャンル横断的形式論、主題ジャンルでなく読者層とセットになったジャンルの類型論などです。

漫画雑誌の個別論もその枠をみつつやるとよいかと。
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雑誌研究はこれから個別論だけでなく、ジャンル論や形式論と連動させていくとより深みのあるものになるだろう。
あたかもよし(?)2017年11月21日に、コンビニ・ミニストップは記者会見を開いて全国店舗で成人向け雑誌の販売取りやめを発表。

書物奉行論(゚∀゚ )アヒャ

氏家幹人「(論文)御書物奉行略伝①」とありびっくり。掲載誌は書いてない。