書物蔵

古本オモシロガリズム

2005-03-17から1日間の記事一覧

ある人の作文「読書の歩み」

○入学前 入学前は,絵本ばかりで字は少ししかない本ばかり見ていたが,母にきかん車1414という本を二十日ぐらいかかって読んでもらったことがある.絵は,ところどころにしかない.話はおもしろかったが,絵が少ないので,絵を本に書こうとしたことがある.…

中井正一

或る店でまた『中井正一のメディア論』を立ち読み。やっぱりわからん。なんか,mediaという英米語と,mittelなるドイツ語のビミョーな違いがわからんと,本全体がわからないなりよ(って,ほんとに違うのか?)。定価8千円なり〜 図書館本の奇書になるか?…

 書誌学者,書盗となる? 島田カン

島田翰(シマダ・カン;1881-1915)という書誌学者が若い頃の友人といしてでてくる。すこししか言及がないけど,「宮内庁の秘蔵書の研究で知られる書誌学者」だったが「一種の書痴が昂じ,足利学校の蔵書を秘したことがもとで自裁した」とある。 ほへー,な…

東京書籍館補 永井キュウイチロウの不肖の息子

このまえ所沢の即売会で拾った本のよみかけ。 永井荷風 / 紀田順一郎. -- リブロポート, 1990.3. -- (シリーズ民間日本学者 ; 23) 一応,紀田さんの著作集にも入ってるけど,小型本が好きなんで。著作集は,全集じゃなくて選集だから買わず。全集だったら買…