書物蔵

古本オモシロガリズム

某学会の発表を聴きに

午前中、いつものプレスセンター。終わってF病院もぎりぎり間に合いそうとて筋斗雲を飛ばす。最近開発したマッカーサー道路をかっ飛ばしたら、予想より5分早くついて助かったなり。でもいつもの先生はおらず拍子抜け。
昼は執筆にいそしもうとするも、この前の張り紙の反響が気になる。ネットでバズっていたので。どうやら、二代目スネ夫さんがリツイートしたのが主因らしい。
それから例の発表へ。飲み会もあるだろうと帝都高速度交通で。比較的空いていた。
この発表はちょっと前、出社したらみんなが近いから某学会の発表を聞きに行くというのでわちきも聴きにいくことにしていたもの。
直前まで近くで待機しようと行ったら、とんぼさんがいた。その前にS森さんと「調べる技術」の店頭扱いについて話す。熱心に販促しているようで頭がさがるなり。前任が地図の販促だったそうなので、地図の販売史について昭和期の話を聞きたいと言っておく。1990年代まで地図というものは行った先のコンビニ等で買うものだった。スマホやカーナビが使えなかった時代の地図情報へのアクセス困難性について、あるいはその入手法について記録が必要なり。
それはともかく時間なればパラパラ降る中、10号館へ。って、あそこが10号館だったのね。
10号館4Fで、OBIちゃんが自著について反省的な発表をするのを聞く。自著につき反省的な発表というのは有意義なり。
自嘲的に披露してたが、四象限図式がオモシロ。教養主義研究で岩波文化VS講談社文化という二項対立を四象限図にひきうつし、岩波を上、講談を下にして左右を「教化」で引き伸ばし、岩波も講談も教化主義とする一方、non教化として上にディレッタンティズムをもってきてた。後の飲み会で森さんが「教化」を別の概念にしたらどうかと言ってたのもオモシロ。質疑は一人が5,6個も問い、これはある種の教養主義かと飲み会で誰か言ってたな。オタどんもobiちゃん公演を聞いてたのは後の飲み会で知ったのだった。
終わって飲み会。今回は新しい先生も迎え、朝日ソノラマ文庫の話など、いろいろ勉強になる。アカデミズムの硬直性についてもちょっと感じた。