書物蔵

古本オモシロガリズム

『ずるい検索』をざっと読む

特徴としては、調べる技術が、読者対象を職業で区切っていないのに対し、明確にビジネス人、それもマーケティング的なことをする人に特化させているところ。そのなかでわりと細かく何を調べるかを対象化してそれに適合的なサイトを紹介している。だからサブタイトルが調べる系だけど、メインタイトルが「検索」なんだろうな。
逆に調べる技術が、なくもがなの「ネット以前、人はどう調べてきたのか」といった調べの前提的な説明があるのは、これは調べる技術の余剰部分だということが再確認できた。まぁそれがいいところでもあろうけれど。