こんな本にこんな記事が。
メディア・出版文化論 / 五味渕典嗣
ここで五味渕氏は、牧『伏字の文化史』と大澤『批評メディア論』を手がかりに議論を展開しているが、ちょっと面白い記述が。
文学「制度」の意識化には「書物というモノ自体から出発するに如くはない」としつつ
ここに近代出版史研究との接点が生じるわけだが、その際、人的なネットワークの面をふくめ、媒介者(メディア)としての浅岡邦雄が果たした役割は特筆に値する。(p.123)
ここのくだりには、浅岡先生の主宰せる「出版法制史研究会」暗示されているのだらうなぁ。1980〜90年代、布川文庫における布川研究会が出版史研究に与えた影響―ちゅーか「場」の機能―とおなじやうな機能を法制史研も果たしたのだらうなぁ…
出てくる本はほとんど全部読んだが、次のは見落としていた…
- 作者: 関肇
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 単行本
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