書物蔵

古本オモシロガリズム

思い出

無能なじーさんたちは3種類くらひに分けられたな。
A)ホンタウに無能かついいかげんな人々 わちきはこれを「ルンプロ」と―あとから友人にこの概念を教はって―名付けたが―わりと積極的に有害で危険な人々。ローテをすっぽかしちゃったり、最低限の引き継ぎをしなくて客を怒らせちゃったり(怒られるのはこっち)。
B)若いころはそれなりだった人々 病気やたまたま出世に不利な部署に配属されちゃって、若年や壮年の頃はそれなりだったんだけど、たまたま不遇な人達。囲碁がものすごく強い人(バカのふりしてたけどアタマが良かったんだと思う)もゐたな。この人達はおほむね、まともかついい人達だったな。
C)フツーのおぢさん 特にスゴイことはないんだけど、ある種、村落共同体でそれなりにフツーにふるまへるおぢさんたち。見たこともないユダヤ人の陰謀本を読んで「ユダヤ人って悪いやつなんだねぇ」とマジに話しかけてきたり、エロ話しか雑談ができなくて、権利意識にめざめた女子にセクハラ扱いされたりしてた。

ぢーさん、おぢさん連のはうが、当時、さかんに彼らを非難してゐた若者より、信頼できたといふのも不思議なことぢゃった。いま、ぢーさん達は退役したり来世へ行ったりしてをる。当時の若者が壮中年になって、まったく全然信頼できないままといふのは、フシギといふよか理の当然かな。