書物蔵

古本オモシロガリズム

あゝ、「デパート展」:古書展が好きだった八木敏夫!

わちきが経営者として実はソンケーしとる八木敏夫
その敏夫さんが――ん?(・ω・。) 会ったこともないのにさんづけとはこれ如何に(σ^〜^) いやサ、ご子息に会ったことがあるのでc(≧∇≦*)ゝ――古書展好きだったとは知らなんだ。特に、「デパート展」が好きだったらしすぃー(σ・∀・)σ

今年はデパート展壊滅の年

デパート展なんて知らないってか(;^ω^) (´・ω・)さもあらう、実は今年は、年末年始の恒例だった歳末年始のデパート展が滅んだ年として、古書趣味界に永く伝えられる年であるのぢゃ…(ノД`)・゜・。

デパート展の時代

本朝開闢以来、はじめて古書展が開かれたのは横浜で、明治四十何年かのことぢゃったが、では、デパートでの古書展(デパート展)の初めては?といへば、そりゃ、昭和何年だかの白木屋ではなかったか。かの大書痴、少雨荘こと斎藤昌三の提唱によるものぢゃ。

●デパート展の時代
 今から考えると父は好きなことをやっていたなあと思います。父は古書展が好きでして、反町さんに引き立てられたということもありますが、昭和36年白木屋でやった「文車の会」の古書展も父と反町さんらが中心になっておこなったものでした。
 白木屋で2回やったその古書展が成功したので、その後、西武デパートでも展覧会をやってくれとの依頼があって、古書展を開きました、あれも盛会で、あの 時分で入場者がデパートの前にずらっと並んで待ってましたからね。お客さんたちは、古書展の会場に早く着くには、階段で行ったほうがいいか、エスカレー ターで行ったほうがいいか、エレベーターで行ったほうがいいかとさかんに知恵をしぼってましたよね(笑)。
 今はあれだけ並ぶということはなくなったんじゃないですか。お客さんの熱気がどうというよりも、当時はいい本が実に非常に安く出てきてましたからね。
 父はデパート展が好きで、松坂屋白木屋、西武、それに高島屋、東急などいろいろなところで展示会を開きましたが、私と弟の目から見るとデパート展とい うのはあまり面白いものではないなと思ってました。というのはデパート展というのはその場限りで終わってしまうんですよ。逆にいえば、自家目録を作るとお 客さんがずっとついてくれるんです。忘れた頃に「あの本ありませんか」というようなことをいってくるお客さんがおります。
 デパート展のいいところは新しいお客さんを作るということなんですが、売上の7割から8割くらいは前々からの自分の店のお客さんのものなんです。それだったら自分の店の目録で売った方がいいということになってしまいます。
●目録販売の醍醐味
 デパート展はそういうわけで、〔2001年から数えて〕15年くらい前にやめてしまったのですが、(以下略)
http://wayback.archive.org/web/20010405174222/http://www.jimboucho.com/bookstore/002/index.htm

泉下の少雨荘はさみしがってをるのではあるまいか(´・ω・`)

追記

白木屋ではなく丸ビルでござった
参考→https://twitter.com/shomotsubugyo/status/549581870996803585