書物蔵

古本オモシロガリズム

離宮時代の国会図書館を舞台にした「離宮流(りきゅうる)」

つぎの短編集の標題作品「離宮流(りきゅうる)」を読了。
江崎誠致 著. 離宮流. 講談社, 1960. 221p

離宮流 (1960年)

離宮流 (1960年)

江崎, 誠致, 1922-2001 || エザキ, マサノリ ってのは知らんかったが、直木賞作家だったのね。
サイニーの読みは「リキュウル」、NDLは「リキュウリュウ」だけど、固有の読みは「りきゅうる」ね。だって奥付にさう書いてあんだもん。
貰ったこの本にはHさんからの手紙が挟まってて――てっちゃん流ファイリング術――著者による後年のエッセイ「司書」がある。これによると江崎は国会図書館員だった日暮幾郎と図書館講習所で同期だったとある。この人ね。

  • 日暮幾郎「曝書と支部上野図書館における蔵書点検」『図書館研究シリーズ』第4号