書物蔵

古本オモシロガリズム

「徳島県立の場合、「参考奉仕」と訳したのは、私であった」

ひとつ拾った。一見して柄に見覚えのない図書館本だったので。

国立国会図書館では「考査事務」という意味不明の訳語をつけていた。神戸市立では、館長志智嘉九郎氏の独特の、レファレンス万能主義の考え方で、「よろず相談」と訳していた。
つまり、レファレンス・サービスの訳語にすら、全国的な統一がなかった。徳島県立の場合、「参考奉仕」と訳したのは、私であった。

文中の「私」というのは、横山昭という県立の職員らしい。
さういへば、神戸市立のあと、参考事務分科会の事務局は徳島県立に移ったんだったんでは(σ・∀・)σ
ところがこの年史を見るに、むしろその頃、独立した参考係は廃止され