書物蔵

古本オモシロガリズム

1冊の本を図書館界に求めるといふこと――その相場

いやサ、いはゆる所蔵調査といふヤツ(σ・∀・)σ
じつはさる昭和10年の出版調査録をばネットで言及さるるを見つけ、

どこにもない(*ω*;)´´

なれど、

でも見たいo(゚ー゚*o)(ノ*゚ー゚)ノ

とて、たうとう言及者にまで問ひ合はせをしてしまったのであった(^-^;)
そしたら思ひの外、近場に――といふか毎週末いくとこの近くに――別に特別コレクションということでもなく一般書の定位置にあるといふことがわかり、かなりはぢかしかったc(≧∇≦*)ゝアチャー
なれど…
わちきが、まさかCiniiに不参加とは、と思ふてをったところぢゃった。

2013年、所蔵調査の相場

とりあへず戦前期から戦争直後の日本の本を探すということで。
むかしの、それこそ福島じゅろうさんなどが活躍してをったころは、先に求める本の性格から持ってそうな図書館や特別コレクションを想定して、それらの冊子目録を引くなり、現場へ行ってカード目録を引くなりする、という探し方ぢゃった。まあ雑誌は学総目とかNDLの公共図書館うんぬんちゅーものがあったけど。
では現在ではどうか。インターネットが普及し、どの館でもそれなりに遡及入力が進んだ。
まづハ総合目録を引くことだぁね。サイニーブックス(まへの無く死すウェブキャット)と旧ゆにか(いまはNDLサーチ)。
と、ここまではとうしろうでもすぐ思いつくし誰でもやっている。
ではこの2つをひけば、きちんと所蔵調査したことになるのか、といへば、さうではなからう。
ではでは、そん先はどーすればよい?
もちろん昔のやりかたバリに、本の出版地や性格から持ってそうなとこの単館OPACを引いたり、場合によっては冊子目録を入手して参照することも必要ではあろうが、それ以前に引くべき総合目録的なものがいくつかある。
わちきが昭和十年のそれを探して「ない、ないっ!(*ω*;)´´」と言ってをったのは、それらを引き忘れてをったからなのぢゃ(;´▽`A``
理屈としては簡単で。
総合目録不参加館で一括でひけるサイトと、同様に不参加館だが単館でもフツーの図書館数館分以上の内容があるとこの単館OPACをひけばよいわけである。
と、論理はたんにこれだけ。
で、ひきわすれてたのはつぎの3つ。

あと、総目としてワールドキャットも引くべき。これは主に海外の日本コレクションを参照するため。もちろんこのまへの『豊艶』みたいに特定的な言葉を使って――つまり、『豊艶』を探すのに豊艶などという一般語で探さないということ。このバヤイ「豊艶文庫」やら「土肥日露之進」で――グーグル検索をするということも忘れずにやる。