書物蔵

古本オモシロガリズム

ミマサカ・タローのクリッピングΣ(゜∀゜;)

古書通ならバ、ここ数ヶ月といふもの、美作タロー氏のファイルが月の輪さん経由で売り出されているのを知ってをることだらう。
ミマサカさんといへば、著作権の専門家といふことになってをる。
パソコンの無い時代、専門家といふのは図書よりも小さい情報単位の紙情報を自在に操れる人であった。
逆にいへば、専門家といはれる人であってみれば、なんらかの形でファイリングをしていたといってよい。
たとえば、三鬼, 陽之助, 1907-2002 || ミキ, ヨウノスケ。

私の書斎は、私の性格を反映、まさに雑然としている。〜いささか自慢できるのは、五百人に近い、財界人に関するスクラップ箱である。これは、十年近く、二人の助手を使い整理している。時々、外部の連中からも、珍重がられている。(三鬼陽之助「雑然たる書斎(私の書斎 20)」『中央公論』〓

ね。そうでしょ。
日本風に、スクラップ・ブック(貼り混ぜ帖)一本槍だったりすることもあるが。
ほんとはミマサカさんのコレクションとヌノカワがヤヨシと統合されるはずだったのだがのー(*゜-゜)
さういへば何年かまへ、友人から布川ブンコにつきて聞いた話のうち、トンデモな話を聞いた。にゃんと、布川さんがあつめたなかにあった図書課の事務文書を返納してしまったといふのだ(×o×)
どーも、司書(まぁわちきにいはせればクラークでしかないのだが)の連中、本の形をしたもの以外について、価値判断ができぬらしー┐( ̄ヘ ̄)┌