書物蔵

古本オモシロガリズム

大阪火災保険図協会

ネットで地方古書店が、郷土の「商工地図」を復刻出版したとて話題になっていた。
そこでふと日本の古本屋を検索してみたら、少しオモシロげな書誌データがゲットでけた。

  • 大阪市商工地図 大阪火災保険図協会商工案内部、 大阪火災保険図協会商工案内部、 1冊、 昭和6年 ※並品、79×55cm、3色刷、2万分1、裏・大阪市商工案内索引(会社広告)、疲れ 伊東古本店 7,000円
  • 最新式戸畑商工地図 石松西海堂編・刊 保存極良、 1、 大正15 二六×五五cm 別刷索引付 葦書房 17,500円
  • 最新式若松商工地図 石松國吉、 石松西海堂、 大14 三色刷一枚もの、1万分の1、若松市商工案内地図索引附 かんがるー文庫 11,000円

「大阪火災保険図協会」なんてものがあったなんて、初めて知った(・o・;)
ってか、火保図史マニヤたるわちきが知らんのだから、生きてる人で知ってる人はいないんぢゃあ、ないかなぁ(σ^〜^)
基本的に火保図は出版(発売頒布)されなかったのだが、一部の団体が、それを「商工地図」に引きなおして出版してたんですなぁ。。。これはビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
ってか、戦後の、町内地図から日本全土を覆う住宅地図(明細地図)への発展段階が、極小な形で戦前の大阪市にあったという、これはびっくり日本民間地図史の初発見の一コマぢゃ。。。⌒Y⌒Y⌒ ヾ( ´∀`)ノ ♪♪♪
と、かやうに、片々たる書誌から、逆算して(もちろんそれ以前に仕込みが必要だが)ちょっとした発見ができるのぢゃ。
日本の古本屋はデータを見るだけでも得するといふわけ(もちろん仕込みが事前に必要。。。ってくどい?(σ^〜^)σ)