書物蔵

古本オモシロガリズム

日曜も古書展にて著者手沢本を拾ふv(゚ー^* )

昨日、sedoroさんから、鈴木徹造旧蔵書、一部もってきますよ、と聞いていたので、いつものんびり行く新宿展なれど、ひっちゃきになって行かうとおもつたら。。。
いきなり10分遅刻(-_-;
まつたく、せうがないわちきぢゃ、とあきれながらも古書現世の棚にとちげきす
んー
結構拾えたo(^-^)o

  • 出版界365日小事典 : 明治から平成まで / 鈴木徹造著. -- 日本エディタースクール出版部, 1996
  • 窓 : 随筆集 / 植原路郎著. -- 北海道豆本の会, 1961. -- (ゑぞ・まめほん ; 第34号) これサァ、いまWEBCATみたら、にゃんと国内の所蔵がないぢゃない。BLしか出ないぢゃない。。。もー。えっ! みんな植原ろろうを知らんかの(=゚ω゚=)
  • 日本出版史料 : 制度・実態・人 / 日本出版学会, 出版教育研究所共編 ; 1 - 2.

じつは一番価値あるのはたった600円だったこれで。

にゃんとびっくり旧蔵者ご自身、つ・ま・り、著者による訂正の書き込みがある!!!
すごい(≧∇≦)ノ

  • 出版人生死録 / 中平千三郎編集. -- 中平千三郎, 1996 これも奇書だぞよ。出版人の月命日を知るためのリスト。。。にんともかんとも。

このあと

再度、城市郎文庫展「出版検閲と発禁本」をまた見に行く。ん? おとついも来たやうな(^-^;)
内務省などが押印したとおぼしき印の説明があるとよいなぁと思った。
それから古書モール
森さんが城市郎の新書をひらいたら、内外タイムスの切り抜きがはさまっていて、城に、そもそもどうやってその本が発禁かどうか知ったのか、といふことを聞いている。
城は、斎藤昌三の年表のほかに、出版警察報をみたぐらいのことを言っているが、出版警察報は、知事や警察署の署長には配られていたと言っている。
ん? これは出版警察報への押印を見て知ったことか。少なくとも、同時代の警察関係者の証言を見たことは、わちきはないからなぁ。。。

きのふ古書現世で拾ったもん

6000円

  • 大阪出版六十年のあゆみ / 脇阪要太郎著. -- 大阪出版協同組合, 1956
  • 私家版日配史
  • 芥川龍之介書誌・序

わいわいぢゃ

と思ったら

森さんが月曜夜にやってきて、実ハ、植原ロロウの随筆の件で貴公凡さんなどとやりとりしていたといふぢゃあーりませんか(≧∇≦)ノ
資料として転載しとこーっと

植原路郎 投稿者:森 洋介 投稿日:10月30日(月)08時13分44秒
 植原路郎は、今はもっぱら蕎麥趣味(といふのでせうか?)の人たちに記憶されてゐるやうですが、新聞記者出身で、『や、此は便利だ』と列ぶ新語辭典の雙璧たる『新らしい言葉の字引』(服部嘉香との共著)を皮切りに、實用雜學本を色々出してゐる人です。名はミチラウでなくロラウとよむといふのが既に變ってゐますが、これは筆名で、本名は武徳。
 私の關心事である書誌・出版史絡みですと、單行書である『実用 本の辞典』(出版ニュース社、1964)以外に、『出版ニュース』の一九五〇年代後半から六〇年代前半にかけて、「出版広告側面史」だの「明治・大正・昭和 出版裏街道」「明治・大正・昭和 読書風俗物語」「限定本物語」「座談の泉「稀本解説」」「文芸に現われた物価」等々を毎號のやうに連載してゐましたが、纏められてない筈です。古い『出版ニュース』を揃へて置いてゐる圖書館が少ないため、まだ全部通覽せずにをります。
 手元にある植原著『新聞たちばなし』(虎書房、1957.8)の著者略歴には、「現在(出版研究)春夏秋冬倶楽部主宰」とありますが、出版關係者の團體でせうか。春夏秋冬倶楽部同人編『春夏秋冬夜話』(春夏秋冬倶楽部、1956)は限定版らしく、未見です。
http://kikoubon.com/z-kako28.html