書物蔵

古本オモシロガリズム

『文献継承』最新25goを東京堂と古書現世に置いてもらったよo(^-^)o

いつものやうに、東京堂(神保町)と古書現世(早稲田)に出たばかりの出版社PR誌『文献継承』を置いてもらってきたヨヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャ


  • 編集者の書誌:読売新聞社鈴木敏夫書誌 / 大久保久雄 これは出版史研究者だった鈴木敏夫(1915-1980)が書いたもののリスト。まあ研究としてはやや詰めがあまいとこもあるんだけど、それでも、明治初期の出版統計に果敢にいどむなどやはり先駆者ではあらう。
  • 国立国会図書館内線電話番号表 / 書物蔵 これは稲てっちゃんに割愛をうけたる標記エフェメラにつきてわちきが解説を加えたもの。付論で日本官僚制に特有の珍概念たる「建制順」についても軽く触れときましたです(。・_・。)ノ


今回はけっこう原稿が落ちたらしく、記事は大久保久雄さんのとわちきのもののみ。
記事のなかでちょっとだけ触れた国会図書館てぬぐひは、実はこのあとに割愛されたのであった。それがこれ(o^∇^o)ノ
いいなぁ、和てぬぐひだよ(σ・∀・)σ
いなてっちゃんの考証によれば、昭和27年ごろ、運動会――どこの省庁でも昭和30年代ぐらひまで、全省あげての職員運動会があったやう――で配られたのではあるまいかとぞ(・o・;)
いとも珍なるlibrarianaなりっ(σ・∀・)

ところで建制順

いまみたら、4年もまへに同じこと書いてたね(^-^;)
わすれとった…(-_-;

誤解の弁解から図書館組織汎論に至る
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20100820/p1

わちきの過去の趣味に戦史研究とシミュレーション・ゲーム(=war game)があるんだけど、いっつもフシギだったのは、部隊といふか組織のこと。
まあ、近代軍隊は官僚制的側面が強い、ってか、官僚化して近代化するんぢゃらうが、近代日本の戦史を閲するに、官僚制の負の側面が(官僚制にはよい側面もある)強いなぁと思ふたことぢゃった。
その後、いろいろ研究し、日本官僚制の固有の病理を摘出するのに

建制順

てふコトバが重要と思ふたことぢゃった。今回の電話帳の記事を書かんとした際に、それだけぢゃあつまらんから「建制順」とセットで論じたらといふ示唆をしたのは友人の森さんぢゃったが、これホント、建制順をキーワードにして、日本的組織の病理が記述でけるのぅと思ふたことぢゃった。
いやサ、この「建制順」、官公庁だけでなく民間会社でも使われる概念なのでこれはもう日本的といへるのでは。