書物蔵

古本オモシロガリズム

レファ本になる科研費本「戦前期「外地」で活動した図書館員に関する…」

きのふMさんや友人らと合評したこの本。

この本はにゃんとびっくりレファ本なのぢゃ。
細かい目次は関西文脈の会とかいふせうたい不明の団体がUPしているやう――ん?(・ω・。)yonei先生も会員???(´∀` )???
http://toshokanshi-w.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html
で、実はチョー重要なのは、

  • 戦前期「外地」活動の図書館員リスト(途上版) / 岡村敬二 p.85-173

である(`・ω・´)ゝシュピ
いま概算したら、なんとこれは(">ω<)っ))
1300人ほどの外地図書館員(出納手なども含む)の人名事典のつくりかけのものなのである。

  • 簡約日本図書館先賢事典 : 未定稿 / 石井敦編著. -- 横須賀 : 石井敦, 1995.3. -- 150p ; 18cm

では、明治からWW2前後まででおよそ550名だったから、その収録の間口の広さがわかるというものである。
あくまでつくりかけなので(ご自身では「途上版」とする。もしかして図書館情報→図情にかけとるの(σ^〜^)?)瑕疵は多いし、ご自身の書いているごとく朝鮮や台湾はごく手薄。だからこの科研費報告書だけを典拠にはできないし、裏川吉太郎といった書物趣味での有名人、麓鶴雄といった図書館の日本性論争の立役者、福崎峯太郎や高橋勝次郎も出てこないが、それは後から足せばよいことで、とにもかくにも紙になったということはスゴイことですよ(´・ω・)ノ

オタどん編著『簡約大日本図書館先賢事典 未定稿』

ネット上にわちきの畏友、オタどんの編著になる『簡約大日本図書館先賢事典 未定稿』補遺がある。
http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20111012#p1
38名ほどの戦前図書館員の人物情報があがっていてオモシロくって役に立つ。

レファ本になる科研費

この本なんか典型だけど、実はレファ本になる科研費報告書ってほかにもあるんよ。たとえば、たしか大縮尺地図の総合目録なんてものもあったなぁ。
ところがぎっちょん(=゚ω゚=)
まったく情報が発見できん体制に日本図書館界がなっちまってをるなぁ。
ま、もともと科研費本は灰色文献なんだけどね。実際、わちきが入手でけたのも、共同研究者から間接的に寄贈を受けたからだし。。。
だいたいさぁ、「簡約日本図書館先賢事典」にしてからが、webcatで6館しか所蔵がないってどーよ(´・ω・)ノ NDLサーチでも10館しかないよ。日本に県って10こしかなかったっけ(σ^〜^)?
これぢやあ、日本図書館史研究なんて、よっぽどのところでしかでけん、といふやうなもんぢやないの(-∀-;)

わちき両方もっとるよ(〃^∇^)o_彡☆ えたりかしこし(≧∇≦)ノ このスキにわちきだけ「業績」を挙げてしまへ(σ^〜^)

なんちゅー気分に、なれんのだわなぁ(*゜-゜)
だいたいわちき学者ぢゃないしね(o^ー')b
大学図書館県立図書館が調べ物で頼りにならなけりゃあ、廃止だわさ(´・ω・)ノ