書物蔵

古本オモシロガリズム

蔵書の払出しを進むる

今回の震災で森さんなど個人宅の罹災を見るにつけ、ほとんど本が落ちなかったせどり御殿のわが文庫が数冊しか落下しなかったのはひとえに運のよさと作りつけ書架のおかでであることに鑑み、なんとか蔵書の圧縮を試みるもおそらく無理とわかり、やむなくコレクション領域の部分的放棄をもってそれに充てることとす。
そこで放棄ジャンルは次のようにした。

  • 図書館学の一部の単行本 戦後の大躍進期に「中小レポート」や「市民の図書館』などを補完する機能を果たしたようなもの。田井先生の近年の本も、批判のために買って持ってたんだけど、これも補完機能本なので一律廃棄することにした。
  • 副本 妙に高かったりする図書館学本などの副本でたまたま安かったもの、研究対象として奥付あつめのために集めたものなどがある。誰かに上げようかとも思っていたが、あまりに微細で一般的でないジャンルなので、こーいったものは古書の海に放流するのがよかろうかと。
  • 図書館学の資料物 といっても1970年代以降のもののみ。
  • マンガ マンガはスキャンレーションなどネット上でなんらかの形でメディア変換され、出版物の中では例外的に最入手しやるいジャンルなので。