書物蔵

古本オモシロガリズム

大東亜の宣伝

以前にご紹介したポスター(というか壁新聞http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20080406/p1)について、ちゃんと『プレスアルト』にキチンとした記事が載っていた。
大久保和雄「国民学校への航空壁新聞」『プレスアルト』(64)p.1-3(1943.5.25)

ところが― こゝで又喜びを語らせて下さい―― 早くも現れた反響の方は以外〔ママ〕に大きくて、主題となつた犠牲児童を出した国民学校で、壁新聞の制作発行を機縁として、殺された石出君の墓前に、旧友一同が参詣して航空産業への挺身を誓つたり(毎日新聞既報)新聞やラジオが取りあげて、記事、放送、子供の新聞等で、側面から有力な掩護宣伝をして呉れました。

うむ。なにやら宣伝マンが一生懸命やってることだけはわかった。
ところで埋め草記事におもしろげなものあり。

大東亜宣伝聯盟――去る二月十六日「宣伝文化研究所」の開所式を行ひ専門学校、大学生を対象として、宣伝文化講座を続講してゐる。元情報局嘱託小松孝彰氏が主事となつて日本的世界観に立脚した宣伝学を研めやうとする六十二名の聴講生は夜間の風雨にめげず敵機空襲期に於ける国策宣伝の実施研究を中心に錬成をつんでゐる。

日本的世界観って、日本世界史のことかすら(・∀・)
〜〜〜
と… なんかこのコトバにピキーン!ときたわちきは早速ググってみた!
そしたらば!
なんと我が畏友のサイトのみがヒット!!!
「アルス社長北原鐡雄と大東亜宣伝連盟」(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20070310/p2
なるへそ、北原白秋の弟にしてアルス社長の鉄雄がやっていた団体なわけですた(*´д`)ノ
そして当時のアルスはスメラ学塾と… ってな具合(・∀・)
しかしオタどんのレファレンス力はすごいものがあるよ(・o・;)
オタどんのレファぢからに猫猫先生もお喜びだしのぅ。
日本国中央図書館のレファレンサーに任命す!