書物蔵

古本オモシロガリズム

図書館員は図書館本を

以前、いちど推測した年間司書就職数がmin2-flyさんのブログで言及されとった。

5%は図書館員になれる、という話もあるんだが*1・・・年間500人も司書の求人あるのか??
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20071020/1192904165#20071020f1

ということで、イトガっちがこういっているという

司書資格取得者が年間1万人で図書館に勤めるのが5パーセント以下といっても
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/shiryo/07020904/002.htm

なるへそ。わちきが年鑑『日本の図書館』から推測した理論値とちかい数字をいっててうれしいっち。

毎年、図書館員になる人は約600人です。(22799÷38 60歳定年を想定)
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20061010/p3

とはいってもあくまで理論上の値で、実際にはもっと少ないんだろうし、今年度、資格とった人が来年度、図書館員になるというのではないケースも多いだろうし(学校事務職ではいって数年して図書館に発令とか)。
でもまあ、数百人規模でいちおう図書館員なるものが出来て(=引退して)いるという認識を、大学の先生も持っているということではある。
ただ、いつもいつも思うのは、2万人も専門職になりたがる図書館員さまが生息しとるのに、なぜに協会の図書館本の刷り部数は、よくて2000部ぐらいで、ともすると数百なのか。それも何年もかかって売れないものもある。。。 非常にヒジョーに奇怪至極なことであることよ。
たとえ今ある図書館本が批判すべきものだとしても、それは買って分析して批判するのが専門職とやらではないかいな。