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古本オモシロガリズム

レファレンス(参照作業)をコアのスキルとして、

司書が社会的に上昇していった(´・ω・)ノ


書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

書物蔵(古本フレンズ)さんが読書猿『アイデア大全』6刷&電書化をリツイートしました

欧州の大学図書館などが典型だけど、カタロガー(目録作成)をコアのスキルとして、
米国では公共図書館で典型だったが、レファレンス(参照作業)をコアのスキルとして、
司書が社会的に上昇していった(´・ω・)ノ

日本はマネしやうとして真似しきれず中途半端でとまちゃったからなぁ…

書物蔵(古本フレンズ)さんが追加
読書猿『アイデア大全』6刷&電書化 @kurubushi_rm
新任図書館長向けの研修で「図書館は貸出だけしてると思ってた」「司書は本が盗まれないように見張るのが仕事と思ってた」「小説と新聞雑誌以外の本があるとは知らなかった」「書庫って何?」という声が役所でそこそこ出世したはずの人たちから普通に出るらしい。図書館員はそんな現実とも戦っている。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo

戦前、帝大の図書館にゐた「司書官」は専門職種で、大学の助教授あつかひだったし(σ・∀・)σ

戦後ハ、国会の図書館に「一般考査局」を作ったり、公共図書館も協会で参考事務分科会などを作って、

いちおう、専門職種らしい事業をやろうとはしたのよ(´・ω・)ノ
1:09 - 2017年5月26日

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霧壬ゆうや@8/24薔薇と眷属発売
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みにまむ@九州コミティアB10
мураяма нана
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新しい会話
書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

返信先: @shomotsubugyoさん

けど、1970年代に沈滞打開のために方便として、公共図書館でやりはじめた貸出優先経営が、うまくいきすぎて、1980年代にとまらなくなり教条化…

それにお客さんたちもリクエスト制度で暴走しちゃって小説を無料で貸出す機関だと誤解。

そのイメージがまた当局に反映しちゃったといふ図式
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

なんちゅー、ホンタウはこわい日本の図書館史は、いままでどこにも書いてないから、安心せい(σ^〜^)

ん?(・ω・。)

現在ただいまの司書たちは、なんでみんな小説ばっかしか読まんのだらう、なんで社会教育担当はわちきらのことを本の番人あつかひするんだろ?と
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

欧米と比べてフシギぢゃらうが、さういった経緯があるのであった…

って、どこにも書いてない…

司書課程の教科書には司書はがんばってきたけれど当局の無理解、といふ図式で書いてある。

たしかに明治半ば以降、昭和前期まで文部当局などが学校ばかりを優先してきたのは事実なのぢゃがの。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

ハイパーテキストの無い≒インターネットのない時代、
ハイパーテキスト的文(カード一枚分でしかないが)を書けて、それをタグによって排列することで情報を自在にひきだせる箱(カードボックスのことだヨ)を創ることができるカタロガーは、相当にすごいスキルの持ち主であったのぢゃ(σ・∀・)σ
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

カタロガーは欧州の大学や米国の大きな公共図書館を中心に、具体的なスキルをもった専門職となって司書の地位をあげていった

その本山ともいふべき米国議会図書館(LC)のカタロガーってーのはエライものぢゃったのぢゃ。
そして、米国議会図書館は納本制度にのった印刷カードを作りはじめる。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

これにより、フツーの図書館ではカタログ採りの労力が省力化されていくのだけれど、その分、米国司書は何をやったかといへば、
利用者が、これについて役に立つ文献はないかな、
今年の夏至は何日だっけ、なんて、
【参照作業】をする場合のお手伝い
すなはち
レファレンス・ワークといはれるもの
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

このレファレンス・ワークをする、レファレンス司書を中心に、米国では司書の社会的地位が上昇したらすぃ〜

だって、カードの排列や、本の分類排列を含めた、「インデックスのからくり」をひととほり知ってさへゐれば、どんな分野でも、生まれて初めて尋ねられたことでも、参照文献がわかっちゃふ
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

こがいなことは、学者先生でもやうできぬ。

学者先生は、いはゆる専門家だから、専門外のことはさっぱりわからんし、だいたいある疑問のこたへがどの専門にありそうなのかは、専門家には原理的にわからないのであった。
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

さういふ学際的水先案内人は、いまでこそグーグル様がやってくれるが、さやうなものがこの世に無い時代、つまりインターネットのない時代、米国で図書館が提供するレファレンス担当のサービスは他に得難いものであったのぢゃ

ありがたやありがたや、
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

とて、米国でレファレンス司書を中心に司書の社会的威信が高まったのであった…

ん?(・ω・。)

いまはインターネットがあるぢゃん、ってか(´・ω・)

さうなり(^-^;)
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

カタロガー専門職種、司書官は昭和25年廃止。
レファレンス振興は昭和40年代に停止。

司書の社会的威信は寝たきりのまま、インターネット時代をむかへた日本は、これは幸せなのかどうなのか(=゚ω゚=)

別に専門職種がそれ自身で尊いとはいへんからのぅ…
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月25日

戦後改革の一環としての、国会の一般考査局(1948)がほろんだのが2011年(最後の名称は主題情報部)
これは、レファレンス振興のある種のおしまひを象徴するできごとだなぁ
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月26日

ただわちき、個人的には、かつて国会の一般考査局員やら、日図協の参考事務分科会、あるいは私大図協の書誌作成分科会の連中がやらうとしていたことは、未発におはっているだけだから、これからのネット世界ン中でも日本語空間に必要なことと思ふてをるのぢゃ…
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月26日

この一連のカキコ、妙に反応があるので補足すると。

国司書の社会的上昇の話は、ちゃんとした図書館学者から聞いた話が元。対比的に大陸の学者司書の話をセットするとわかりやすいでしょ(σ・∀・)σ

現在の我々、つまり今の日本人がイメージする、泰西映画に出てくる立派な司書はこの2つ
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書物蔵(古本フレンズ)‏ @shomotsubugyo 5月26日

これに以前、2009年に拙ブログ(閉鎖中)でブチあげた、日本レファレンス司書論をばまぜあはせたら、一連のカキコになるのであった。

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