書物蔵

古本オモシロガリズム

書物蔵 出おくれる

今日は「新宿展」の初日。ふだんの古書展より1時間おくれで11:00ジャストに古書会館へいくと… なんと(×o×)もう開場しとるっ!( ̄ロ ̄lll)
2,3分はやく開場したようである(´・ω・`)
あの、開場直前のじいさんたちの喰うか食われるか、っちゅー殺伐とした雰囲気を楽しみにしとるのにのー(´〜` )

古書展の開場時間はおおむね厳格

古書展の開場時間っちゅーのは、ほとんどの古書展で厳格に守られとるが(少なくとも東京の会館展では)、たまーにちょっと早く開いちゃうことがあるんで、deepな古書マニアには要注意なのだ!`・ω・´)o
図書館本を4、5冊かかえこんでしまうが、ちょっとおちついて考えて棚にもどす。

仮性図書館本

一冊は仮性図書館本で、日本図書館協会の職員だった歴史小説家、武田, 八洲満 (1927-) ‖タケダ,ヤスミ の『勝頼』という本で、そのカバーの折り返しに著者略歴があり、比較的おおきな肖像写真と、職歴がある。協会のあとに出版社を経営したことがあるとある。肖像は、お父さんの武田虎之助に似ているといえば似ている。じつは、武田八洲満の自伝や回顧録のたぐいを探したんだけど、ちょっと見つからないのだ…(´・ω・`) 
ヤスミさんは「図書館の中立性」論争の影の仕掛け人と渡中間さんに教えてもらったのだ(http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060715/p1 のコメント)。
もしかして図書館とかに文献調査を依頼しちゃおかしらん( ≧∇≦)ノ
結局、残りの図書館本も、出現した友人におしつけちゃった(^-^;)

出版史本も図書館本だった

・証言・朝鮮人のみた戦前期出版界 / 金亨燦. -- 出版ニュース社, 1992.1
これを拾う。1000円。
当初、立ち読みのパラ見だけで、『読書新聞』あたりの出版業界誌の歴史がらみとだけ思っていたのであったが、じつは戦時読書運動に関連していたことを知る。また、数ページ読んだだけで、ちょっとこの人ただものではないということもわかる。
仮性図書館員が出てきてるのはオタどんが報国、じゃない報告ずみ。(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20070711/p1
きっとこの本、出版された当時(1992)は反響をよんだにちがいない(*゜-゜) そうだ、『書評年鑑』で確認しよっと(゚∀゚ )