書物蔵

古本オモシロガリズム

満洲の沃野に読書はあったか 番外

杉森の回想録を読んでいたら妄想がひろがってきた(・∀・)
小説「満洲の沃野に読書はあったか」の登場人物を考え、ひとりニンマリす。
主要登場人物は。
「異常な熱心家」
「なかなかの寝業師」
「田んぼから生まれたような人」
「文化運動屋」
「完璧無比」
これらはみな「 」がついているように、他の人からみた人物達の印象として、<実際に語られている言葉>なのだ。
さあ、つぎに上げる人名のうち、だれがだれにあたるでせうか?
中田邦造 秋岡梧郎 市村新 東田平治 梶井重雄 川辺甚松 堂前貢 渋谷国忠 藤井崇治 高橋健二 福田清人 杉森久英 桑原経重 堀内庸村 M氏 高橋慎一
この問題に答えられるのは,この世で4人ぐらいかな。あ,いま天国?にいる杉森さんなら答えられるけど(・∀・)
ひとつだけ答え。

中田邦造日本図書館協会専務理事)
 昭和初年より石川県立図書館長として読書運動にまい進。東大司書官のち日比谷図書館長 「異常な熱心家」 政府や軍部,翼賛会をだましてでも,国民に読書させようと狙っている志をもったタヌキ。偉丈夫。

画像は中田邦造ほかの肖像

中田は後列いちばん左。背がイチバン高いよね。
ほかの人たちは,図書館人やら書誌学者やら古書店主。
なんで図書館人の肖像がざくざく出てくるか?
ブラウズしまくる時間もないのに…(・∀・)
そりゃー,索引があるからだわさ。けど,JLAが出した『図書館雑誌』の索引じゃないよ。
記事「古い図書館人を調べる」にてばらす予定なり。