書物蔵

古本オモシロガリズム

日本主義のうわさ

ふらふらしていると,友人Gがなにやら持ってゐるのに会う。
むむ,その版型は新書本。しかるに厚すぎる。
こりは,版面からいつて中公新書,といふことは満洲本か情報官本だね。
なになに? と聞いたらやはり佐藤卓己氏の鈴木庫三本であつたことよ。
で,いろいろ聞いたら,だうやら佐藤先生の対談を聞きに行ったらし。そかそか,わちきもやることは知つてたけどすつかり忘れていたよ。古書展通いでいそがしくていそがしくて…?
友人の証言によれば,先生は友人Aに似た(受け答えをする)人らし。わちきはもっとトンがった人かと想定していたが,サカサなり(^-^;)
数週間前の朝日新聞書評欄で,佐藤先生の日本主義本が批評されていた。評者は,熱心な研究だが今,日本主義を研究することは社会の右傾化に結果として手を貸すことになるという主旨であったが… なんと,先生は朝日書評に取り上げられたと喜んでいたという。
たしかにスルーされかねんからね。
なんか一昔まえは取り上げることすらイクナイ,ってされてたとも。
わちきも,まぼろし皇道図書館を調べたひと願つてをるが… やつぱり「ファシスト奴!」と罵倒されてしまふのであらうか(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル