書物蔵

古本オモシロガリズム

古書会館で古書組合

昨日,行けなかった高円寺へ行く。年始から即売会初日に行けないとは,即売会の皆勤などおぼつかぬ(-_-;
実はアテがあったのだ。古本屋の組合の会報が出てるって聞いてきた。
きのう会った友人に,買ったものを見せてもらって「まだありますよ」と言われたのだ(^-^;) 果たして友人の行ったあとで,わちきが拾えるものがあるかしらん? と運だめし…

全国古書籍商組合連合会会報』全国古書籍商組合

これは戦前のもの。昭和17年の戦時中のものが少しあった。古本屋さんの戦時とはいかなるものか,を知るべく,拾う。1冊200円。
戦前の『会報』には表紙にスローガンがある。

昭和17年3月号 皇軍へ感謝 職能実行
昭和17年7月号 一億一家 貯め抜け勝ち抜け
昭和17年8月号 国策協力 公定遵守

で,8月号は「公定価格特集号」になっている。
古本に公定価格ってのも,知ってはいるけど,すごい。裏表紙の広告にある『古書籍公定価格便覧』,しばらくまえの即売会で他の人が抱えてるのを見たよ。

全国古書籍商組合連合会機関誌』東京都古書籍商業協同組合

戦後は微妙に改題してつづいたらし。これをいくつか拾う。図書館関係の記事が少しあるのだ。この戦後のは1冊だけ月の輪さんが出品してたのをこの前買っていたが,こっちのほうが状態がいい。
あと,買わなかったけど,昭和28年の業界紙に『蒐書ハンドブック』刊行計画が載ってた。古書店のリストとかNDCとかを載せると書いてあったけど… ネットでは確認できんね。出たのかしら… 出てたとしたら… 欲しいっo(^-^)o
この手の,手帳のたぐいは,図書館が集めないからなー。図書館のオンライン目録で書誌事項を確かめる(=出たかどうか,出たとしたら,どっからどのように出たか)ことができんからねー。図書館がオバカなところなのじゃ。